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薬師岳(南アルプス) その①

3月末、南アルプスの薬師岳に行って来ました。
鳳凰二山の予定が鳳凰一山になったけど。
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南アルプの中でアクセスしやすく人気の高い鳳凰三山。
夏は混むので行くなら今じゃん!と言う事で今回は夜叉人峠から登る事にしました。
以前青木鉱泉から上がった時はガスで何も見えなかったので気分的には初めて登る山。わくわくします。

4時過ぎに自宅を出発し夜叉人の森に着いたのが7:00過ぎ。
天気予報は晴れのはずだけど薄曇り。上まで上がって何も見えない事を想像してしまう。
なんせ7時間かけて登る訳ですから。
一人だとネガティブな事ばかり考えてしまうので早く準備を済ませて歩き出したい。

7:30準備を済ませて出発。
僕が出る前にソロの男性、中年御夫婦がスタート、どちらも日帰りの様です。
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冬装備の荷物が足取りを重たくさせます。気分のせいか荷物のせいか分からない。
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ノロノロと登っていたつもりがいつのまにかご夫婦に追いついたのでペースは悪くないのかも。
夜叉人峠まで雪はほぼ無し。小屋の前でクランポンを装着。
この景色を目の前にすれば誰だって気分も上がります。
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ここから雪山スタート。
気温は1度、風もなくウールシャツが丁度良い。
今シーズンはウールシャツばかり着てしまう。特に意識をする事もなく選ぶので自分に合うのかな。
自分の作る物も誰かにとってそんな風でありたいと思ってしまう。
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杖立峠で休憩。
未だ気分が上がらない。
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他の何より山が好きだし時間が有れば山を歩きたい。
それと同じ位家族と居たい。娘と遊びたいし奥さんの料理を食べてのんびりしたい。
修行の様な登りのおかげで頭のなかがぐるぐるぐるぐる。
そんな事ばかり考えてしまう程単調な登り。
いい加減何しに来たのか分からないので今日は帰らん!山で過ごす!!!
無理やりスイッチを入れると気が楽に。
西の空が晴れて来た事が大きいですが、ようやく山歩きが楽しくなってきました。
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しかし本当に長い、単調、つまらない。
基本的には踏み固められて歩き易いけどトレイルを少し外れると膝、股まで踏み抜きます。
左手にはシラビソの間から白根三山。
しらびそは常緑樹なので雪山でも景色が寒々しくならなくて良いですね。
雪の上に落ちたしらびその葉がとろろの上にかけた青のりの様で食欲をそそられます。
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苺平と言う事はStrawberry Flatだねって!誰も居ないけど独り言。
実際は何処が?ってほどの場所です。雪があるからでしょうか?
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ここらは南御室小屋までは緩やかな下り。

12:00南御室小屋着!
ここまで5時間、コースタイムを30分巻けました。
まずまずですね。
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テント場には誰も居ない。張りたい放題!
ラッキな―事に誰かが土間を作ってくれていて、そこを拝借。
ここは樹林帯だし日当たり良いし最高です。
心の何処かに残っていたネガティブな気持ちが吹き飛びました!
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水もチョロチョロですがしっかり出ています。
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幕営後軽い昼食にします。ポカポカで気持ち良すぎて薬師を明日にするか迷います。
まぁ、明日の天気が保障されている訳ではないし時間もたっぷり有るので行く事にします。

小屋からはいきなり急登。今回最大かも。
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徐々に森林限界が近ずきます。左手にチラチラ北岳が見えるのですが無視。
今見ると感動が薄らぎそうで、、我慢しながら一歩一歩上がります。
自分の頭の中で間違いなく何かが分泌されているのが分かる!
いよいよ森林限界と言うときにQUEENが流れ始めます。
We Are The Champions のループ状態。
フェラーリ黄金時代シューマッハとバリチェロの12フィニッシュの映像と共に。
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この時の感動を表現する方法が見つかりません。
たくさんシャッターを切ったけど現像した写真はどれもイマイチ、、
いつか撮れる様になるのでしょうか。

山に登る理由が有るとすれば今回の様な言葉に出来ない感動なのかもしれません。
言葉にも出来ない、写真にも撮れない、体感するしか方法がないから何度も山に戻ってしまうのかもしれません。

陳腐な写真を載せるか迷いますが、写真家のブログじゃないですしね。
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北岳の迫力に圧倒されてしまい八ヶ岳も小さく見えます。
北岳って外側からはちょこっと頭が見える程度で全容を見る機会が少ないですよね。
そのせいか日本NO2なのにあまり知られて無いのかな。
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僕以外誰も居ない贅沢な時間。
風のせいか稜線には雪が少なく砂がむき出し。
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観音岳に行くか迷いましたが充分満足出来たのでここでしばらくのんびりします。
誰かに撮ってもらおうと思いましたが誰も来ないのでセルフで一枚。
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1時間位のんびりして小屋に戻ります。
薬師岳小屋は雪に覆われていました。
ここにはテント一張り。
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小屋に戻ってビールを購入。
小屋開きは未だですが週末だけ開けている様です。
テントはソロの方が一張りのみ。
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16:00ですがポカポカ。シュラフを干しながら昼寝します。
今日は静かで最高。これぞ雪山の静けさとのんびりしているとガヤガヤと大きな話し声が近ずいて来ます。
嫌な予感!山小屋で一番騒がしい連中!そうですワンゲル部の集団です。
総勢15名程度の高校生たち。ベンチの僕に先生がわざわざ挨拶に来てくれましたが、、
この恐ろしい事態の対処方法を考えます。
幸い奴らが後に来ているので、こちらに歩があります。
ここは先手を取ってコワモテ山男キャラを演じて相手を威嚇して「あいつは恐そうだから静かにしよう」と思わせる作戦に出ます。
水場を探している学生たちに「水場そっち!」と偉そうに教えてやります!
その効果が有ったのかどうか20時には静かになりました。
先生がちゃんとしているんでしょうね。
ミーテイングの声が聞こえたのですが、「この時期山に来る人は静けさを求めて来ています!」
「ましてやテントでソロ!皆な静かにする様に」と注意してました。
変人扱い(笑

日没後はさすがに冷えて-5℃。
シュラフに包まり早々に寝たのでした。
by mountainneberland | 2015-04-06 18:30 | ハイキング | Comments(4)
Commented by TAKA at 2015-04-07 12:24 x
朝方、曇り空の中毒付いて登る辻岡さんが想像できました。ワンゲル部のくだりは、最高です(笑)
次回はお供しますんで、よろしくです。
では、続き楽しみにしてますね〜
Commented by mountainneberland at 2015-04-09 18:50
タカさん
山では上品な言葉しか使いませんよ(笑
雲取も楽しそうでしたね〜
少しだけ羨ましかったです。少しだけ。

次回は是非!
Commented by Kta at 2015-04-22 15:54 x
どうも、お邪魔します!
僕もこの時期くらいの南アルプに行ってみたいものですね。

全部の段落にコメントをつけたいくらい同感です!

自分は夏に辿ったことのあるコースだっただけによくわかります、、

近づく森林限界で北岳を見ないようにあえて我慢するのって、いいなって思いました。ちょっと自分もそれを意識してみよう。

写真家のブログではなくとも、辻岡さんが撮る写真はオーラがあって素敵だと思うんです。
製品につける写真だって、描写の質感だって、個人的にすごく好感をもってるんですよね。

僕も前回の八ヶ岳で高校生のワンゲル部への対策を考えさせられたので、辻岡さんの「水場そっち!」に関心しちゃいました!(笑)



さて会話↑の次回はいつになるやら、、

うらやましい!
ご報告を楽しみにしております!
Commented by mountainneberland at 2015-04-24 16:42
カータさん

オーラとは恥ずかしくもありますが嬉しいです。
上手撮る事より伝わる写真が撮れたらいいなと、、

しかし長いコースでした、、今思い出すと良い部分しか記憶に無いので山とは恐ろしいものです(笑
八ヶ岳が人気ですが冬の静かな山なら今回のルートはお勧めです!

続きですね、、記憶のあるうちに書かないと(汗


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