Neo Wool Pants
Neo Wool Pants
Neo Wool Pants作りました
またネオかよ
てなりますよね?
何がネオなのか
なぜこのパンツを作ることになったのか?
ここではそれを説明させてもらいます
皆さん冬用のパンツってどうされてます?
僕はこれ!ってものを持っていません
冬用のパンツ、雪山でも使えるパンツとなると極端に選択肢が
少なくなる気がします
それ専用のハードシェルパンツを履くほどハードな雪山へはいきません
僕がやるのはスノーシューや八ヶ岳などのスノーハイク
多くの方がそうだと思います
悪天候でも行くような方なら別ですが
そんな軽めのスノーハイクに使うパンツの選択肢がないのです
春秋用のパンツの下にウールタイツ履いたり
まぁそれでなんとかなるので良いと言えば良い
ハイーカーズパンツを作ってからはそれで十分でしたし
これは街でも一緒で
冬はタイツを下に履く
問題はウエストがキツイこと
最近ではあったかパンツ?
裏地がついたパンツがあるのですが
街用のそれを雪山へ履いていく気にはなれません
そんなとき
ウールTシャツをお願いしているsupernatural(以後SN)の絵展示会で見せてもらった
ブルゾンにピン!と来たのです
それは表地がソフトシェルで裏地にウールのメッシュがついたものなのですが
着心地がとても良いのです
理由はいくつかあるのですが
主な2つを謎解きすると
まず1つ目
表地のソフトシェルが伸びる湿布の様にストレッチが効いている
ホントに驚くほどに
の〜び〜ま〜す〜
勝手な想像ですがSNはスポーツウエアブランドで
アウトドアはもちろんのことヨガウエアにも力を入れています
そんなこともありストレッチが効いた物が多い
きっとこのブルゾンもそんなブランド背景から出来ているのだと思うのです
このソフトシェル自体もSNオリジナルの生地で
世界的にも実績がある素材
表地はウルトラハイゲージ編み機で編まれた30D/24Fのポリエステル
裏面が高透湿ポリウレタンの防水メンブレンフィルムを貼った2重構造の素材
つまり透湿性があり雨や雪をはじくのです
(あくまでソフトシェルなので完全防水ではありません)
どんな体勢でも窮屈じゃない!
そして2つ目
裏地のウールメッシュ
正式名 FRESH MESH120
メッシュと言ってもご覧の通り透ける感じではありません
ファインメリのウールを使用したオリジナルのジャガード編みで
120g/m2とウールの中でも軽い仕上がり
さらにメッシュ編みにすることでTシャツに使う通常の生地に比べ
吸収、通気性に優れています
ウール100%では無理
化繊100%でもだめ
両者の良いとこを併せ持ったからこそ作ることができる
優れた素材なのです
このシーツがあったら安眠間違いなし
そんな肌触りの生地と言えば
このメッシュの気持ちよさが想像頂けるでしょうか?
以上2つが着心地の良さの答えなのですが
その二つを合わせたことで
冬の運動でかいた汗を素早く吸収し外側へ放湿し
衣類の内側を快適に保ってくれているのです
SNの素材がすごいのはメリのウールの特性を活かし
デメリットを化繊で補う
過去何度か触れていますが
ウールが廃れたのは着心地や性能が
価格も含め化繊に勝ることが出来なかったこと
それを現代の技術で補うことで
両者の良いとこどりをしたのがこの素材なのです
その技術が世界的に支持されている理由なんだと思います
そんなウール生地が裏地に使われているジャケットを着ていたら
あれ?これってもしかしてパンツがあったら最高じゃない?
そこから開発がスタートしたわけです
デザインはハイカーズパンツを元に製作
大きな違いは足首のリブ
風が入り込まず足首の保温性も兼ねてりぶ編み素材を使用
この辺が地味に苦戦したところ
はじめはウエストもそうしたり
理想のリブにするために最後は日本から送り込みました
表のポケットは手袋などを入れやすいように深めにとっています
ハイカーズパンツと違いメッシュではなく同じ生地
背面はファスナーポケットとオープンポケット
裏地は表地と張り合わせていないので
なんとも言えないふわっとしたは履き心地
タイツのピタッと張り付く感じが苦手な人には
とてもおすすめです
ソフトシェルとは別なので
空気の層が出来て暖かくも感じます
ただそうしたことで一つ問題が、、
パンツを履く際、裾から足を出すと
裏地も一緒に出てしまいます
そのまま履いてもらってリブを脹脛の方へ戻すように引っ張るか
履く時にパンツの内側を引っ張る様にすれば
履きやすいです
すごく急いでいる時は不便に感じてしまうかもしれません
縫い止めることも検討しましたが
先ほど書いたようなふわっとした履き心地がなくなってしまうので
ここは心地よさを優先させてもらいました
そして座り仕事の僕がマストで選ぶ
ウエストはゴム!
テントでも窮屈じゃない!
そう言えば良いのですがここ数年寒さが身にしみて
冬はもっぱら小屋泊ですが、、
行き帰りの車でもリラックス出来る様に
ウエストはゴムにしています
もちろん紐も
僕は自転車でも愛用しています
一つ注意して頂きたいのは
表の生地が高密度なため尖った物などに引っ掛けると
写真の様になることがあります
岩などに腰掛ける際はズルッと引き摺らない様にご注意ください
飛び出た箇所をハサミなどでカットしてください
もっと丈夫な生地を選ぶことも考えましたが
一概に何度までとは言い難いのですが
寒がりな僕でもマイナス5℃程度は気になりません
正直それ以上も平気なのですが
風や日差し体調なので体感温度は変わりますし
僕は何度も寝袋やダウンで○度まで大丈夫!
といったショップ側のセールストークに騙された経験があるので
大げさな事は言いたくないのです
雪山では保険でもう一枚持って行くことをお勧めします
きっと何度か履いて山を歩けばあなたにとっての
Neo Wool Pantsの快適な使い方が見つかるはずです
最後に
僕らのアイテムは展示会や商品ラインナップのために作っている訳ではありません
こう言ったものが欲しい
きっと誰かもそう思っているはず
そういう思いから作っています
Neo Wool Pants
街でも山でも使える
皆さんにお勧めできるものが出来たと思います
Color
Coffee Black
Yak Beige
Millbrook Green
Weight
size
XXS
XS
S
M
L
price
¥18,600(税込)
by mountainneberland
| 2020-11-11 13:24
| 商品
atelierbluebottle 山と道具のブログ
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