mountain neverland
2024-02-14T17:12:31+09:00
mountainneberland
atelierbluebottle 山と道具のブログ
Excite Blog
Hiker's Pants&Shirt 2024
http://bluebottle.exblog.jp/33836939/
2024-02-14T16:58:00+09:00
2024-02-14T17:12:31+09:00
2024-02-14T16:58:56+09:00
mountainneberland
商品
今年は生地を新しくブラッシュアップしました。
ハイカーズパンツ&シャツ
販売から今年で丸5年となりました。
僕らの大事な定番アイテム
初めて購入しくれる方も多いけど
リピーターの方もすごく多い
これって作る側としてとても嬉しいこと
見栄えのいい写真を撮り機能面の良いことばかり言って
一度だけ買ってもらう事は可能かもしれない
でも実際の商品が良くなければリピーターにはなってくれない
僕らの作ったものが受け入れてもらえる嬉しさ
もちろん合わない人もいるでしょうけど、、
5年も続いているアイテムに今更説明を書く必要はない?
良くない事だけど、一度作ってしまうと
次のアイテムや開発するものに意識が集中してしまい
継続アイテムのことを少々おざなりにしてしまいがち
決してあぐらをかいている訳ではありません。
改めてこのアイテムの要点をまとめますと
↓↓↓
・全方向ストレッチ
・テントなど窮屈な場所でも突っ張らない
・適度に風を通し、タイツを履けば冬でも履ける
・濡れてもすぐ乾く
・蒸れにくい
・擦れても穴が開きにくい
・少々雑に扱っても大丈夫
(僕はかなり雑)
・洗濯してもシワにならないアイロン要らず
(主夫目線)
・ウエストがゴムで楽ちん
(ゴム以外履けなくなる危険性)
・シャツのボタンがプランサーで脱ぎ着が楽
(一気にバン!と脱ますが丁寧にお願いします)
どれかに突出させたと言うより
バランス良く
ストレスなく
気づいたらいつも履いている、着ている
それがハイカーズパンツ&シャツなのです!
パンツで言うなら
僕のお気に入りだったフーディニのスイフトパンツが
廃盤になり履きたいものが見当たらない、、
ないなら作ってしまおう!
スイフトパンツに最大限のリスペクトを込めて。
それが開発のスタート
コンセプトは「換骨奪胎」
詳しくは5年前のブログをご参照ください!
シャツで言うなら
パンツでとても良いものができた!
もしかしたらこれのシャツがあったら最高!
そんなことから開発スタート。
シャツは大好きだけど山で着るには突っ張る感じがね、、
速乾性の山のシャツはあるけれど
ストレッチするシャツは少ない
僕の好きなバンドカラーシャツがない、、
山でもバンドカラーシャツを着たいですよね?
ボタンをホック式にすれば
1つずつ穴を拾う面倒がないので脱ぎ着がとても楽
あまりにも楽すぎて、僕のクローゼットはフォーマルシャツ以外は
全てホック式になってしまいました(笑)
改めて読んでみると
あ〜そうそう!
そうだった!!
自分で書いたのに新鮮な気分で読んでしまい
このパンツ&シャツが欲しい!
(それは冗談ですけど)
5年も経つと開発経緯をおざなりにしまいがち、、
初心を思い出す良い機会になりました。
では改めましてハイカーズパンツ2024は
今までのそれとは何が違うのか?
触れていきたいと思います。
以後、今までの素材を旧素材、新しい素材を新素材と
表記します
ハイカーズパンツに使用している生地は
一般的にソフトシェルと言われているもので
それは新旧ともに変わりません
先ずはスペック比較
旧素材
ナイロン86%
ポリウレタン14%
全方向ストレッチ
Sサイズ238g
Mサイズ245g
新素材
ナイロン91%
ポリエステル9%
全方向ストレッチ
2重織
Sサイズ225g
Mサイズ237g
新素材がポリウレタンからポリエステル混になり
その影響で重さもMサイズで8gほど軽くなっています。
たかが数グラムなのですが
履いた時に軽快な感じと言いますか
軽くなったのを実感できます。
ポリウレタンは主にストレッチの役割を果たしていますが
最近のナイロンはストレッチ性を持たせたものも多く
(アルファジャケットはナイロン100%の
メカニカルストレッチ)
ポリウレタンは伸びてくれるのですが
その分重たいのがネックなのでした、、
ポリウレタンではない分
ストレッチ性が劣ると思われるかもしれませんが
変わらないか、それ以上に伸びる感じがあります。
びよ〜んと伸びます
そして最も大きな違いが2重織り
旧素材は表と裏がほぼ同じWフェイス
新素材の表面は旧素材とほぼ同じ見た目でありながら
裏面が凹凸のある織り方、2重織になっています
表面を凹凸に織ることで生地が肌につきずらく
乾きが早くなるのが特徴
実際に履いたみた感想としては
肌に触れた感じがサラッとした印象を受けます。
表面感、質感はほとんど違いがありません。置いてあるとどちらか分かりません。
山の道具ですから肝心なのは生地強度
マーチンデール試験と言う摩擦試験において
20,000回と言う数値を出しているので
対摩耗素材と言って良いと思います。
ざっくり言えば
少し軽くなり
汗抜けが良くなり
生地が丈夫になりました。
その他、多少の違いはありますが
大きな変更としまして
裾のゴム、ギャザーを細かな均一性のあるギャザーに変えています。
これは現在進行中のアイテムの袖がとても綺麗だったので
それと同じようにしてみました。
AGETE GRAYHAKUTOU
KANGAROO
EBONY
EBONY
HAKUTOU
AGETE GRAY
KANGAROO
価格は2024年現時点では上げるつもりはありません素材も変わり仕様も良くなる当然高くなるんでしょ?
それでは変更の意味がない。このことに関して掘り下げても仕方ないと思ってはいるのですが中には中国製だからでしょ?なんて思っている方もいるみたいなので少しだけお話しさせてください
まぁ僕らはお店中心の卸し商売ではないので原価率はかなり高く設定できます。これは他社より安くして売りたい等の原価率設定ではなく、ブランドスタート時点の商売方法が人の手を借りず作り手が販売まで行うシンプルな商いの方法を取りたかっただけでお前の店には卸さん!!な、選別をしているのではありません、、今あるお店はちょっとしたきっかけで出会い僕らのことを理解してくれて丁寧に販売してくれるお店でもあり、、もちろんそんな丁寧なお店は日本全国たくさんあるのですが僕がお付き合い、知り合える機会は少ない、、それにできる限り各地域に1店舗が望ましいとかたまにマジっすか?な金額を仕入れるから取引したいみたいな連絡をもらいますが、売上ではなく関係を作りたいのです取り扱い店舗数が増えればお店とのやりとりも大変、、結果卸せないのです、、
ちなみに最近はお店に聞くのも面倒だからこれはこの店に合う!と勝手に判断したものを勝手に作り、送りつけたりしていますそんなことが許される関係性でありたいのです。
長く書きましたが、同じ素材を使っても他社より安いのは余計なコストがカットされているだけであり素材や縫製が悪いからではないのです!!と言わせて頂きたい!
今回は僕らがオリジナルで染めた生地をトータルで1,500メートル以上買うので価格も下げられます勘違いして欲しくないのは価格を下げるための素材選びではなく使いたいと思う生地のロットがすごいわけであり、だからこそ僕らがやる意義、オリジナリティが出るのだと考えます。売れないリスクは、、後から考えましょうw
もちろんそれだけでは辛い面もある僕らは自社でものづくりをしているわけでアパレルはアイテムとしてあくまでプラスαと考えていますあくまで考えであり利益の出すとこの話しでもある
売れるから高くて良いのか?これくらいで買ってもらいたい自分ならこれくらいで欲しいそれではダメなのか?
そんな値段設定でして本当はもっと細かいところをそれらしく立体にしてみたりオリジナルパーツで独創性を持たせてみたりもしたいでも僕らはファッションをやりたいのではなく道具を作りたいだからこだわりのデザインは省きます道具としてのアイデアで勝負したいと思っているのです。
良く分からないけどかっこいいアウトドアで使える服はそういうブランドに任せます
でも細かなところを作り込んでいく作業デザインするって楽しいんですよねいつか大手ブランドからクリエイティブディレクターとして呼ばれることがあればめちゃくちゃかっこいいアウトドアでも使える服を作ってみたいww
長くなりましたね、、Aを説明しようとするとBを説明しないとBを説明しようとすると、、、、になってしまうのです
こんな思いで僕らはものづくりをしていますそれを知ってもらいたいのです!本当はもっと書きたいけどうるさくなるのでこの辺で、、
新しくなったパンツとシャツどうぞよろしくお願いします。
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Neo Wool Shirt 2023
http://bluebottle.exblog.jp/33612777/
2023-11-20T14:11:00+09:00
2023-11-20T14:12:16+09:00
2023-11-20T14:11:33+09:00
mountainneberland
商品
ネオウールシャツを販売したのが2019年
あれからもう4年
嬉しいことに毎シーズン完売してくれる
秋の定番アイテムになってくれました。
少しでも良いものになるように
毎年少しづつ修正をかけてはいたのですが
今シーズンは重いっ切ってブラッシュアップ。
このシャツを開発した時は
インナーも着れる様に少し大きめに作ったのですが
それが予想以上に良かったのか?
シャツとしてはもちろん
ジャケットの様にも使えて便利などの
声を耳にしました。
もちろんシャツのように使うのも良いのですが
厚みのある生地なのでジャケットの様にも使える。
実はこの素材裏地をつければ
紳士ジャケットでも使われていたりするのです!
秋はジャケットの様に羽織り
冬はシャツとしてインナーで着る
そんな使い方をしていました。
とても使いやすいので、その派生型として作ったのが
薄いコンバットウールを使用したシャツライト
ウールシャツライトを出したことで
更に思ったのが
今までのネオウールシャツをもう少し
ジャケット、ブルゾンに近い用途に修正したら
もっと良いものが出来るのでは!?
何だかよくわからない
開発わらしべ長じゃ?の様な開発の仕方ですが
そんなことから開発スタート
もう少しブルゾン寄り?
でもシャツの要素は崩したくない
ブルゾン的要素とシャツの要素を合わせ持ったもの
そうして出来たのが今回のデザイン
襟にリブ素材を使用
リブを使う場合、立ち上がりを持たせることが
多いと思いますが今回は襟として使いました
リブを襟として丸みをつける、、
これがなかなか大変で襟だけサンプル作ったり
試行錯誤
そもそもウール生地にリブが合うのか?
そんな不安もあったけど
出来上がったサンプル見てみると
とても可愛く出来たのです
(不安からの成功、ドキドキしながらサンプルを待つ
ものづくりはこれがあるからやめられないのです)
ウールの生地にリブの襟
絶妙な組み合わせ!
カジュアル感が強くなるかと思っていたけど
シャツにも近くラフになり過ぎない。
それに見た目だけではなく
着てみると首がとても気持ちいい
こうしてシャツのようでジャケットのような
シャツが出来たのです。
素材も変更
今までの生地より目付けを増やした
少し厚みのあるウール
カルゼ織なので丈夫ですし見た目も上品
アウトドアに高級が必要とは思わないけど
上品さはあってもいい
ウールに加え、カシミヤも入っています。
まぁこれは素材を選ぶ中で
使いたいと思った素材がカシミヤ入りだっただけですから
上質なカシミヤ入り!なんて声高らかに詠いませんけどね。
ちなみにカシミヤが入ることで生地がしなやかになり
肌触りも良くなっています。
この素材に変えたことで
ストレッチ性は少し落ちましたが
アームにゆとりを持たせているので窮屈さは感じません。
カラーも単色ではなくそれぞれに黒が少し混ざり
深みのある色めになっています。
ブラッシュアップした
Neo Wool Shirt
どうぞ宜しくお願いします。
color
MONO
明るめのグレー
CLOUD GRAY
濃いめのグレー
DEEP GREEN
黒に近いベースに濃いグリーン、
茶系の糸が混ざってます。
リブはダークグリーン
SATCHEL BROWN
Neo Wool Shirt 2023
価格
¥22,000
(税込)
色
4色
(写真参照)
重さ
496g
(S)
W00L 54%
POLYESTER 34%
CASMERE8%
Nylon2%
Acrylic1%
Rayon 1%
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Pac-bit
http://bluebottle.exblog.jp/33523019/
2023-10-16T19:53:00+09:00
2023-10-16T19:53:02+09:00
2023-10-16T19:53:02+09:00
mountainneberland
商品
Pac-bitができました!
ザックと言うには少し物足りない?
小さいし、機能もシンプル
簡単に言うとアタックザック
それがPac-bit
誤解を恐れず思ったままに言ってしまうと
わざわざ作るものではなかった、、
いつも新しくアイテムを作る時のきっかけは
「こんなものがあったらいい」
そんなことを大切にしています
全てには当てはまらないかもしれないけど
すでにある様なもの
商品展開の穴埋め商品みたいなのは作りたくはないのです
あえて作る必要がないと言えば良いのかな?
「アタックザック」
この用途は安くて良いものがたくさんあるから
わざわざ作る必要がなかっただけで
なんとなく作ったものではないですからね!
わざわざ作る必要のないものを
なんでわざわざ作ったのか?
それついて書いていきたいと思います。
ある日、PAC-Liiteを作ってくれている
シゲオ君から裁断でミスがあり相談させてくださいと
連絡が入ります。
シゲオ君が依頼している裁断屋さんが
芯材とメッシュを間違えて裁断したと、、
相談内容としては
作り直すから生地の手配をお願いします程度だった様な?
メッシュいらないですよね?的な。
よくある事ではないけれど
裁断ミスは珍しくはない。
うちは裁断も全て自社で手作業で行っていますが
裁断はそれ専門の業者に出すことが通常です。
僕らは毎回同じものを裁断し
自分達で縫うわけですから
どのパーツが何になるか頭に叩き込まれている
でも次から次へと新しい仕事が入ってくる
裁断屋さんはそんなことわからない
似たようなパーツがあれば間違うこともあるでしょう!
でも実際これだけ違うんですけどねww
右がメッシュ左が芯材
裁断ミスは新しくい裁断すれば良いだけそのせいで多少納期が遅れても僕らは受注生産ではないから問題なし。
材料費だって間違えた側が負担ですし。だからと言ってなんだか後味悪い
間違えて裁断したパーツは当然廃棄
どうにかならないかシゲオ君と話しますがいかんせんショルダーに使うには細すぎる、、
細いと言うことは裏返ししずらいまぁこの辺は作る人にしかわからないだろうけど、、1、2枚ならまだしも250枚はね、、
そして先端のカーブがきつからバインダーもかけられない、、
そして何より間違ったものを使い、そのために新しくものを作るなんて自分が間違えたならまだしもね、、
でも250枚は、、どうしたものか、、すぐに答えは出ません、、
それから数日が過ぎそんなことも忘れかけた頃我が家の玄関にかかっているmyogったミニザックに目がとまります!
これだ!!それは何年も前に自分用に作ったアタックザック的簡易ザック主に自転車だったり旅先の散策ザックでもあり子供と公園に出かける際に使っていたかな。サコッシュでは小さいPAC-01では大きいそんな時に重宝してましたね!
シンプルな作りだけど売るわけではないから僕の好きな機能とは違う少し変わったフォルムにしています軽くしたいし、必要もないから?横着しただけかもしれない?シャルダーは20mmのグログランテープいつ作ったか?なんで作ったか思い出せない、、我が家にはそんなものだらけwwそんなミニザックを見て閃いたのです!これを作ればいいと!!
それがこれ↓DCFの白アタックザックを作ろうなんてことを何度か考えたことがあったけどその都度わざわざ作るほどでもない5、6千円出せば良いものが買える一番の理由はそれを作るくらいなら他にもっと作りたいものがたくさんあるのです!
そんな感じで売るまで行かないmyogしたものがたくさんある(バイオリンケースのケースなんてかなり良いでき)「作ったら絶対売れるよ!」なんて言われたりもするけれど、、目的はそこではないですからね。
もしかしするとこれは良いタイミングかもしれない。型もすでにある!何度も使っているからすでに確認作業、テストはクリアー?
僕のmyogに不満があるとするならショルダーが肩から滑るのでチェストストラップがあれば良いな〜程度
その不満はこのミスったショルダーを使えば解決できる!怪我の功名?
僕が企業デザイナー時代展示会をし、受注をとり、量産へ進む展示会で作ったサンプルと量産が同じでないといけないだから使い勝手や見た目に問題がなくても展示会サンプルと違っていたら作り直し!金具や革や生地の色ポケットの位置や持ち手の長さetcそんな事を何度も経験してきました。
上司が居て、営業が居て、MDが居て生産管理もさらに卸先が居てお客さんがいる全てのジャッジが必要でしたが今は僕一人ないしリナさんのジャッジのみ
最高に気持ちがいいあんな馬鹿げた確認や指示をすることなく問題を解決できるのですから
それに何よりも材料を捨てずに済んだことが嬉しい誰も損せずに丸く収まる
最高の結末です!(何より作りやすいからシゲオ君が一番喜んでいたのはここだけの話しww)
再生ポリエステルのためにペットボトルを作るなんて事はせずともその辺の小さな作り直しを減らせばアパレル業界全体がよっぽどエコになるのではないでしょうか?ナチュラルだの、ロハスだの、SDGSだの持続多様なんちゃら名前を変えてお金を稼ぐための手段であって本質は違うような..
なんつって〜
そんなこんなでPac-bitとして製品化することへなりました。
myogから製品へと昇華させるにあたりいくつか変更
まずはポケットフロントポケットはなんでも入れられて便利ですがペットボトルを入れると手前にべろ〜んと伸びてしまい不恰好であり、使い難いのでポケットの内側にさらにペットボトルが2本入るポケット追加でつけました。
自分のボトルとパートナーのボトルを入れてテン場や小屋の近くを散策するための2本でもあるのです。
ショルダーにチェスストラップをつけて不満だったショルダーのずれ落ちも解消ショルダー幅がこのサイズにしては広いので痛くなりにくいです。嵩張らないように芯は入れてません。アタックザックだからって簡素な作りではなくしっかりと作り込んでます!(シゲオ君が)シゲオくんとそのスタッフ二人とも文化卒でして言葉にしずらい感度(色気)を上手に出してくれますこの辺の事はこちらから指示ししようがなくそう言うところがシゲオくんへ依頼が絶えない理由なんでしょうね!
この前、作業場に行った時は4、50マンのムートンブルゾン作ってましたからね!そんなもの作って山のザック作る職人は居ないでしょうww
03Rを作ってくれるワカちゃんは100マン以上のクロコの鞄
Bluebottleのザックはそんな職人たちに支えられているのです!僕も誇らしいですし、そのアイテムを購入してくれた皆さんも誇らしいはずですwリッドを少し伸ばして容量UP
口元は当初作りが簡単な巾着にしようかと思ったけどそこはロールトップで!くるくるポン!とても便利です。(他にも理由がありますがそれまた今度)
容量は6リットル程度
ペットボトル1本行動食防寒着
十分に入る容量です。
当初はアタックザック目的でしたが色々な用途で良いと思っています。散歩や自転車、意外と便利なのが旅先でのサブザック
パッカブルにもできるけどくるくるしてリッドで止める方がおすすめ
まぁ僕は折りたたんで突っ込むだけですけどねw
素材はDCF2.92ozとセイルクロス
最後に一つショルダーの先端が細いのでどうしてもグログランテープが綺麗に巻けませんそこはこのbitが生まれた主旨を考慮してご理解お願いします
もちろん見た目以外の不備は一歳ありません!(それでも綺麗にかけてくれていると思います)カラーは全4色<セイルクロス>イエローレッドブラック
<DCF>ホワイト
背負いやすさは別としてこれだけの荷物は余裕です背面パッドなしなので洋服など柔らかいものを背中にすると良いですよ!
価格セイルクロス:¥16,500DCF:¥18,500
重量セイルクロス:150gDCF:169g
容量約6ℓ
MADE IN TOKYO
ちなみに僕の6歳の娘も背負えます。もちろんショルダーは大きいですけどね!子供に荷物持たせても結局最後はこちらが持つ羽目になったり、、これなら自分のザックに入れても苦にならないww
最後に名前の由来僕ははるか昔意識が高かりし20代英会話の個人レッスンに通っていたことがありましたそこで初めにI don't speak Englishと言うとジョンがそれは違うお前今英語話話してんじゃん!I speak English little bitだぜww
からのbitです形容詞的な使い方は正しくないですが少ししか入らないザックそれがPac-bitなのです!
アタックザックって言いたくないだけなんですけどね。
余談でした。
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KEEN×atelierBluebottle
http://bluebottle.exblog.jp/33430278/
2023-09-15T15:28:00+09:00
2023-09-15T15:28:11+09:00
2023-09-15T15:28:11+09:00
mountainneberland
商品
まさか靴を作ることになるなんて
KEEN
×
atelierBluebottle
なんで靴?何でKEEN?何でこのデザイン?
何で?何で?何で?
世の中には縁と言いますか、不思議な巡り合わせがあるのです。
始まりは3年前以上前
僕が月一で通うとある場所で
靴を作りたい話をしたのがことの始まり。
当時はレインパーカを作り
山のブランドとして一通りのアイテムを作れたこともあり
少々調子に乗っていたのかもしれません。
と言うより嬉しかったんですよね!
アウトドアブランドとしてバックパックから始めて
ソックスを作りTシャツ、パンツetc
レインウエアは他のアイテムと違い
テクニカルな要素が強いし
使う生地も大量であり価格も高い
だからある程度の企業しか作っていないと思うのです
そんなマウンテンウエアの要である
レインウエアを作れたことで
ブランドとして一人前になれた感じと言えば良いのかな?
そんなこともあり
次は何を作ろうか?
そんなマインドがあったのだと思うのです。
とは言え靴は専門分野外
なんて言いつつも実は元々靴職人になりたかったのです!キリッ
専門学校を受ける際、僕の科は靴、バッグ、帽子、アクセサリー
その4つが一緒になっており
入学後半年はその4種類全てを学び
その後の進路を選択し卒業するまでの3年間を専門的に学びます
僕は靴職人になりたくて入学
が!しかし!!
バッグの面白さに夢中になってしまったのです。
この選択の話をすると一日かかるので、、
また別の機会にww
そんなこともあり、周りに靴業界の友人がいたり
企業デザイナー時代は同じ部署にシューズブランドがあったり
シューズブランドのバッグもデザインしたなぁ
洋服よりは知っていることが多いのです。
靴は色々と特殊と言いますか
ミシンもバッグとは違うし道具も違う
機械も大掛かりな物が多く
バッグほど自由に作れるものではないので
作りたいと思っても洋服の様には行きません。
大変さを分かってるいるので生半可な気持ちで
手を出すわけにも行かず
いづれ機会があればと頭の片隅にしまいつつ
口に出さないと何事も進まないので
次は何を作るのか聞かれたら
靴を作りたいですと答える様にしていたのです!
まさに言霊
そうこうしていると
靴作りません?
KEENからお誘いをいただきました。
しかも
鍼灸院経由で!
先ほど少し勿体ぶりましたが
僕が月一で通う鍼灸院
ヒトハリ
見た目がカフェの様な佇まいで
通常の鍼灸院とは店内も全く違う
オーナーの加藤さんもファッション業界の人かと思うほど
ナイスなセンスの持ち主
もう5年くらい通っているのかな?
最近は行けてないけど、、
そこで呟いた靴作りたい!
その一言が偶然にも同じヒトハリお客さんだった
KEENの方に伝わり
今回のコラボに繋がったのです。
ヒトハリ
鍼灸が苦手な方にもおすすめです!
僕は鍼は少々苦手だから
細めの針にしてもらったり
最近は休みもなくがむしゃらにミシンを踏むことはないから
深刻な不調に陥ることはないけど
昔は首が曲がらなくなることもよくあったし
ペダルを踏み続ける脚を診て
部活動の中学生くらい張ってるなんて言われたりw
体もそうですが
普段の愚痴を聞いてもらえたり
心と身体の両方癒してもらっていたのです。
そんな不思議な縁で始まったコラボ
始めて青山のKEENのオフィスに伺った際はビクビクww
先方6名くらい?
僕らは二人、、
どこの馬か知らんがULだか何だか?
ガレージね!
うちとやりたい?
はいはい!
そんなやりとりを想像し
少し身構えていたのですが、、
フルメンバーと言えば良いのでしょうか?
MD、企画、営業 etc
偉い方も!!
僕らのことも良く知ってくれていて
みんな親切で優しいナイスガイ集団
アメリカの企業だからか?
英語が得意な方が話す独特な雰囲気?
クリスペプラー的?
そんなどうでも良いことはさておき
とても真摯に僕らの様な小さなブランドと取り組みをしてくれる
雰囲気に心を掴まれたわけなのです!
良くありがちな
上の人間は乗り気だけど現場が微妙な空気みたいなこともなく
企画の方もこちらをリスペクトし進めてくれる
初めは親切丁寧すぎて騙されているのではと思うくらいww
後々気づいたのですが
これがKENNの社風なのだと!
僕らはモノを作るために
強いては売れるもの、売上のため
そのために働くことは間違いないのだけれど
そのプロセスや理由が大事であり結果は最後についてくるもの
この人たちと一緒に仕事をすることが楽しいと思える
それがとても重要なのです。
では靴の話し
初めはオリジナルの木型で一から作りたいと
考えていたのです。
トレランシューズの様に軽く軽快な靴をね!
ただし、その思惑は出だしで挫かれました、、
日本が本社ならまだしもアメリカが本社
一から作るには超えないといけないプロセスが多すぎる
実際、過去に木型から取り組んだコラボはないらしい、、
ない!?
ないなら今回のコラボを足がかりに
その壁を越えてやるぜ!
なんて事を考えつつスタート!
恥ずかしい話し僕は山でKENNの靴を履いたことがない
サンダルは持っていたけど
サンダルが得意なブランドたとも思っていました
みなさんもそうですよね?
コラボの話しを受ける前に
本当に良い靴のブランドなのか確かめるために
原宿の直営店へ行き
店員さんにちゃんと接客してもらい
(知識も確認)
おすすめの靴を選んでもらいました。
もちろんローカット
そのころの僕はナイキのテラカイガーや
アディダスのテレックス?
イノヴェイト
その辺りを良く履いていました
軽い非防水のトレランシューズ
靴歴の話をすると長くなるのですが、、
話さないと始まらない、、
山歩きを始めた当初はAKUをよく履いていました
ソールは曲がらないし重いし硬いし蒸れるし、、
でもそれがどのブランドも普通の時代。
それからULカルチャーに魅了されトレランシューズを
履くようになったのが10数年前
それからずっとトレランシューズ
KENNのローカットシューズを購入し
試しに山を歩いてみたのですが
僕が普段履いている靴よりプロテクションがしっかりしていて
ソールのラグも深め
あえて防水のタイプを選んだのでそれなりに重い
片足500グラムくらいあったかな。
歩き初めは
う〜ん、、ソールが硬めで地面の感触が伝わりにくいな〜
重いかもな〜なんて感じでした。
やっぱり旧体制側の靴なのか?
無理やりローカットシューズに手を出した?
そんなことを思っていたのですが
考えがガラっと変わったのが下りに入ってから
まず、安定感がすごい
濡れた岩場でもグリップしてくれる。
歩きやすくても滑ると気を使い疲れますよね?
KEENは全ての素材を自社開発したものしか使わないので
ソールもビブラムではなくオリジナルのもの
なのでグリップ力を疑っていたのですが
全く問題なし!
そして何より驚いたのは
プロテクションがしっかりしているので
多少、岩にぶつけたところで全く痛くない
過去何度か爪を死なせた経験があるのですが
これなら安心です。
グリップ力、プロテクション、防水性
それでいて厚みがあるのにソールが曲がってくれるので
思った以上に疲れない
下りの後半で足が上がらなくなってくる場面でも
安心して歩ける感じ?
多少の石なら踏んでも痛くない。
長らく非防水、ノープロテクション、薄いソール
それに慣れていた自分に驚きの結果。
普段なら下山後に足が痛くなるのにそれが無い!
僕の知らない間に進化していたのです!
昔しの登山靴のイメージを払拭され
フラットな脳みそでKEENのショールームへ向かい
何足かサンプルを提供してもらい履き比べてみました
僕が知らなかっただけなのですが
プロテクションの薄いトレランシューズもあったり
色々と新しいことにチャレンジしている様です。
木型から作れないなら
正直今更僕らがトレランシューズを作る意義があるのか?
ただお飾り的な要素の表面コラボで終わってしまうのではないか?
そんな危機感を抱きつつの履き比べ
何となくおまけ程度に一緒にチョイスしたのが
ターギーⅡ
KEENの中でも定番のアイテムであり
北米では人気らしいけど日本ではあまり見かけない
その靴を試してみたところ驚きました!
カチッとしたザ登山靴の見た目とは異なり
軽く、ソールも柔くて歩きやすい
それでいてプロテクションもしっかりしており
安心感がある。
片足26cm 510g
普段より200グラム近く重いけど
その重さを感じません
何度か山を歩いて感じたことが確信に変わりました
(大袈裟だけど本当に驚いたんです)
さっきも書いたけど僕がトレランシューズだけを履いていた
10数年の間にトレッキングシューズは進化ししていた!
これは、、
他の人にも伝えたい!
トレランシューズ至上主義!
薄いソール原理主義者たちへ!!
僕のものづくりに対するアプローチの一つに
煩わしい物を排除する
つまりは「使いやすい」を大切にしています
ザックで言うならトートバッグの様に
何でもザックリ入れられるアウトポケット
すぐに止められるロールトップもそう
服で言うなら
ボタンをいちいち入れる必要のないスナップボタン
*これ最近本当増えた、、
肩を凝らないためのカメラショルダーやバケぺんストラップ
それと同じように
ターギーⅡにはそんな機能がたくさん!
疲れた下山でも気を使わずに足を前に出せるプロテクション
小さな沢を越える時に濡れを気にしない防水性
濡れたくないから小さな石を渡って、結局滑って
ポチャンなんて言うことよくありますよね?
もちろんぬかるみだって気にしない!
ぬかるみを避けるために無理やりな体制で
ルートの端を歩くのって大変ですよね?
ソールのグリップ力も頼りになる。
それに幅広の作りになっているので
締め付けられる感じがない
クッション性もあるので
下山した時の足の疲れが全然違う!
これだ!
今僕たちがやるべきことはローカットではなく
あえてのミッドカットの靴なんだ!
ULじゃないかもしれないけど
この歩きやすさを皆に伝えたい
だってミッドカットのしっかりした靴を
誰もおすすめしてないんだから!
(僕の周りUL界隈の話)
意義を見出せて俄然やる気!
KEENのみなさんも
そんな事に気づいた事に嬉しそう
ユニークの様にサンダルのイメージが先行するKEENだけど
北米ではトレッキングシューズブランドであり
日本でもそのイメージを浸透させたい
僕らの様な小さなブランドで効果は薄いかもしれないけど
登山靴を浸透させたいKEEN
ローカット原理主義なみなさんに選択肢を提供したい僕
これこそコラボをする意義があるのです!
お互いの得意を生かすのがコラボ
コラボとは本来そ言うもの!
ここまでシューズ選定に時間を費やしましたが
かたちが決まり意義も見出せた!
これは面白いものが出来そう。
少々良いことばかり書いてしまいましたが
僕が思うネガティブなところも書かせてもらいます
最近の周りのトレンドは薄いソールやベアフットで
足本来の機能を取り戻すこと!
かっこいいですね!
僕もチャレンジしてしてみました!
でも僕がする山歩き?僕の足?好みには会いませんでした。
足裏で地面の凹凸を感じること
初めは楽しかったけど
疲れてくると普通に痛い、、
ストレス、、
それを越えれば慣れる?
でも僕のペースの山歩きだと次に歩くときは元通り、、
では普段から履いていればいい?
そう思って試しましたが
夏は薄すぎるソールが熱を感じやすく灼熱のアスファルトで火傷寸前
これはルナサンダルもそう、、
冬は底冷えがすごい、、
体調悪くなりそう、、
そして1時間くらい散歩するとアスファルトでは痛い、、
軟弱な僕の足、、繊細すぎ?
でも僕には会いませんでした、、
そんなことはインスタで誰も言ってくれなかった、、
何が言いたいかと言うと
誰かの良いは
自分とっても良い物だとは限らない
特に靴はね
僕が感じたネガティブなところは
①蒸れる
真夏くらいしか感じませんが非防水のそれとは明らかに違います
②乾きにくい
これも防水だから当たり前ですね、
③締め付け感
う〜ん個人差がありそうですが慣れもある
ローカットから履き替えた当初
足首を固定まではいかないけど覆われる感じ?
慣れるまで時間がかかりました。
靴紐が上までくる分、ベストな締め具合を見つけるまで
ちょっと苦労しましたね、、
だからBOAシステムにしたかったりww
それくらいでしょうか?
それでもネガティブな部分を超えられるだけの
ポジティブな要素に溢れている靴だと僕は思います。
ここからは具体的な内容です
まずはターギーⅡの良さを活かし
僕らのテイストを加えること
具体的には素材と色の組み合わせ
既存のターギーのクラシカルな感じを継承しつつ
みなさんに受け入れてもらえるデザインにする
既存のターギーはオイルレザーのアッパー
ザ革なクラシカルな印象
レザーの登山靴はトレランシューズに比べると地味な色が多い
別に悪い意味ではないし
僕も昔は茶系の靴を履いてました。
ナチュラル=茶な感じがしますが
皆さん革本来の色って何色か知ってますか?
なめし方によりますが
ザクっと言うとベージュ系
だから茶色が革本来の色と言うわけじゃないのです。
(ちなみになめされる前の色は白っぽいです)
塩漬けにされた状態は香りも見た目も。。。
染料のベースまでは詳しくないですが
染めるには変わりない
無理やりナチュラル感を出す必要はない
ありそうでない色
それでいて色々な服に合う
この辺は僕なんかよりリナさんの方がはるかに上手
良い色はほぼリナさんチョイスww
素材はスムースではなく
スウェードを選びました。
色を入れてもスウェードにすることでトーンが落ち着くし
傷にも強いし
最近はあまり見なくなったのであえてクラシカルな素材に
色を入れることで面白さが出る?
KEENの靴に多く使われる側面から踵へつながるテープも
こちらの指定に近しいものを色々探してもらいました
このテープについてサイトで見てもあまり語られてないのですが
テープが動くことでホールド感が増す
KEEN独自の技術だそうです。
(その機能を知らずこれとったらダメですか?
なんて言ってしまったのはここだけの話し)
KEENは全て自社生産できる素材しか使わない
良いことだけど制約も多いから少々大変でした
(本当はBOAシステムにしたかったりww)
ソールの色も指定させてもらっています。
シューレースもね。
ロゴを入れるか迷ったけど
あえて入れていません。
ロゴだらけになるのはちょっとね、、
サンプルで上がった靴をみてびっくり
僕ら以上にKEENの方々がびっくり?
今までのターギーとは似て非なる物
素材と色を変えるだけでここまで印象が変わるとは!
当初メンズサイズのみの展開予定でした
(ロットが数千足なので)
この靴をみた本国がコレ良いからウイメンズもやろうぜ!
そんなノリかどうか知りませんが
好評なのは間違いない!
追加でレディースの展開もできることになりました!
企画の方がその情報をすごく嬉しそうに連絡してきてくれた事に
僕も嬉しくなりました。
数あるコラボの中の一つではなく
ちゃんと扱われいることが実感できましたww
(疑り深くて、、)
僕らのお客さんは男性、女性の比率がほぼ同じなので
女性にも履いてもらいたかったのです。
男性サイズに少し小さいの入れられませんか?
なんて事もお願いしてみたり、、
僕らなら出来そうな事も
ちゃんとした企業ですからルールがしっかりしています
(当たり前ですね)
取り扱いは僕らの既存店舗はもちろん
KEENの直営
それにKEENの取り扱い店舗も含めると
今までの僕らからは考えられない程の店舗数!
これがブランドイメージにそぐわないのではないか?
KEENの方が気を遣ってくれましたが
僕らとしては沢山の人に履いてもらいたいから気にしません!
限定品の様に勿体ぶるのではなく
みんなが手に取りやすい様にしたかったし。
僕らのことを知らない方にも知ってもらいたい。
それもコラボレーションの醍醐味!
色々とここまで長くなりましたが。
ただ単に色と素材を変えたコラボではなく
みなさんにおすすめできる靴だから
僕が履いて本当に良いと思えた靴だから
(実際この三年無雪期はほ96%ターギーⅡ)
それをわかってもらいたかったのです。
どうですか?
なんでKEENなのか分かってもらえましたよね?
最後にカメラマンの大林さんにPR動画を専用で撮影してもらいました
とても素敵な内容ですので是非!
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SACOCHE-R
http://bluebottle.exblog.jp/33313202/
2023-08-09T14:31:00+09:00
2023-08-10T16:03:39+09:00
2023-08-09T14:31:57+09:00
mountainneberland
商品
SACOCHE-Rができました。
Hike's SACOCHE
SACOCHE-02
SACOCHE-Lite
SACOCHE-05
5個めのサコッシュ
05を作ったのが5年前、もうそんなに経つのか、、
新しいものを作るために考えるのではなく
作りたいものができたから新しく作る
そんな感じですので年月はあまり関係ないのです。
周りの友人達のブランドも同じですね
次々と新しい商品を作っているところなんてない
それが僕らの良いところなんでしょうね。
お金とかではなく作りたいかどうかの商い
Rに取り掛かったのは21年だったかな?2年くらい前?
もう少しものが入っても良いかな?
そんなところから開発がスタート
ものが入っても良いなんてざっくりしていますね
当初から僕らのサコッシュは
最低限のものを入れるものとして作って来ました
すでに大きなサコッシュは世の中に多く存在していたので
地図と行動食など最低限のものを入れるためのものとして作りました。
山用として作ってはいますが
普段も使う
普段も使うともう少し大きくても良いのでは?
それに山での用途も少しづつ変化します。
紙での地図読みもさほどしなくなりますし
持ち物も多少の変化があります。
大きなカメラじゃなくて小さなカメラで歩きたい時もある
バリエーションでものづくりを考えたくないけど
もう少し大きいものが欲しい
だからと言ってマチをつけたりファスナーをつけたりはしたくない
そんなところから開発がスタート
今回開発にはスタッフのオグちゃんにも参加してもらい
彼女には型紙、パターンの作成をしてもらうことにします
彼女が僕らと働き出したのが2017年かな?
初めはバイトとして来てくれて、記念すべき社員第一号
まぁ3号までしか居ないんですけどねw
ウエディングドレスの縫い子さんとして働いていた経緯がありつつ
リナさんの友人が働くカフェでバイトをしていた時に
紹介されたのがきっかけ。
当初、服とは違うミシンに苦戦しつつも
持ち前の若さと真面目さですぐに上達
今となってはPAC-03以外の全てのもを作れるまでに!
ちなみに僕が今サコッシュを作ったとして
時間もクオリティーも彼女には敵いません
もちろんPAC-03だって教えたらすぐ作れるだろうけど
そこは僕が頑張らないとね!
(パーツは手伝ってもらってます)
そんな彼女に大枠を伝えてサンプル作成からスタート
サンプルってイメージ通りに作れば良いわけじゃなくて
パーツの数、取り都合、作り易さ、時間
全てを考慮しなといけません。
僕がデザイナー時代
特に新人の時などはよく言われたのですが
サンプルは作れるけど量産は無理だよ!!
少しでもチャレンジしたものをデザインすると
毎回必ず言われます。
そんなことは100も承知でこっちは
デザインも良く売れるものを考えているのだけどね、、
オレはデザインお前は作りを考えるのが仕事だろ!
時間をかけて信頼関係できると言うこと聞いてくれるようになるのですが
結構めんどくさいんですよねw
この戦いは最後の最後まで続くのですww
自分でものづくりをすることを決めて良かったのは
量産の面倒、大変さを考えずに出来ること
自分が作りたいものを自分で作るわけだから大変さは二の次
作りたいものが作れる嬉しさが勝つのです。
まぁたまに嫌になる時もあるんですけどね、、
そのおかげでこんな大変で無駄が多いもは簡単には真似できない
そんな良い一面もあったりね!
途中、ポケットをメッシュにしたり
素材も変えてみたみたり
サコッシュと言う数多あるジャンルの中で
新たに作る意義があるものに仕上げるのに苦労しました
大変なのはオグちゃんですが、、
5、6回作り直したかな、、
このサコッシュの要はパターン
安易にマチを付けずに容量をどう確保するのか?
複雑な立体は縫いにくいし裁断もやりずらい
あ、裁断の話しを少々
通常ある程度の数量でものを作る場合
裁断を専門に行う裁断屋さんにお願いします。
生地とパターンを渡せば裁断してくれるから
それはそれは楽ちんです。
僕らが目にする量産品のほとんどが裁断屋さんで裁断されたもの
もしくは自社で裁断したものを職人さんに届け
それを職人さんが組み上げるのです。
僕らはそれをやりません。
理由はいくつかありますが、
最大の理由は
最初から最後まで全て自分たちの手で完成させたい
そんなの出来上がり、見栄えには影響ないのだけれど
胸を張って言いたいのです
全て自分たちで作ってます!
とね
そんなことやってるブランド、メーカーなんてないんですよ!
あ、03Rを作るワカちゃんとこも今はそうかな?
表には見えないことにこだわり続けたいと言うこだわり。
パターンの話しでしたね、、
ものを沢山入れる為にマチをつける
ただそのマチには数種類しかなくて
横マチ、通しマチ、底マチ、中はぎ
大きく分けると4種類?
スワロウマチは特殊すぎるしなぁ
もう少しあった気がするけど思い出せるのはこれくらい
その中で個性を出すのは中々大変
それになんだろ、変なこだわりなのかもしれないけど
マチを付けると急にマスプロダクトな雰囲気になってしまう、、
もう少し面白いものにしたい
なので今回はタック(つまみ)をつけて立体にしました。
僕はこの立体のぷくっとしたフォルムが好きなのです。
カメラショルダーもそうですね。
最も苦戦したところは外ポケットと本体のつまみによる縫いにくさ
(オグラ談)
これも外注に出すと嫌がられるんですよね。
そこは慣れるしかない!
頑張れオグ!!
と言うしかないのですが、実際に作り続けると慣れてくる
これが継続して商品を作り続ける良さでもある
外注だと職人さんがせっかく慣れてきたところに
違う仕事が入り、次に作る時にはもう忘れてしまっていたり、、
それに自分で型紙を切ったものですから注意点も自分でわかる
大変だけど0〜10まで全てを自分たちでこなす良さがそこにはあるのです。
時間と手間が掛かるから中々出来ないことだけど
そんなことができるのは皆さんが直接買ってくれるから
始めは大変だったけど少しづつ成長し
自分たちの方法を確立することが出来たのです。
次は素材の話し
X-PAC,DCF,X-GRID
色々試しましたがセイルクロスにしてみたところ
このデザインと仕様に適していたのか
とても使いやすいものになりました。
ちなみにセイルクロスの説明はPAC-Liteでしています。
張りがあって軽くて使いやすい。
メインのポケットをロールトップ式にしているので
その点もセイルクロスには向いている
セイルクロスで作ったサンプルがとても使いやすく
しばらくこれで通勤してみたり犬の散歩をしてみたり
それなりに大きいので生地の表面積も多い
袋状なのでこれならDCFで作っても面白いかも。
過去にDCF、キューベンファイバーでサコッシュは作っていますが
使っているうちに生地が縮んだり
角などよく擦れるところは毛羽立ちが目立ったりして
修理依頼が多く作るのをやめていたのです。
恥ずかしながら僕らBluebottleは全部で5人
そのうち縫製は3名
修理に割く時間に限界があるのです、、
もちろん縫製に不備があるものは直します
だけど素材の特性上起こるものを修理するのは大変
大手みたいにリペア専用部署なんて作れません、、
それにアパレルは別として自社製品の修理、不具合は極端に少ない。
(まぁ修理せずに捨てられている可能性もあるけど)
それも効率重視ではなく自分たちで作っているからだと思うのです。
素材の劣化による修理依頼が増えてしまい
いつしかキューベンを使わなくなってしまいました
(代わりハイブリッドを多く使います)
でも今回ふと思ったのです
修理を気にして使いたい素材
面白い素材を使わないなんて
なんのために自分でブランドやっているの?
キューベンの良さ面白さを分かってくれる人にだけ
販売すればいい!
だから今回のサコッシュR/DCFに関しては
素材劣化、生地のスレ、ラミネート剥がれなど
ネガティブな要素を受け入れてくれる方にお勧めしたいです
強く言う感じで申し訳ないのですが
ブランドの認知が上がるにつれて
素材について詳しくない方が見た目だけで購入されて
トラブルになることが多々あるのです、、
僕だってこんなこと言いたくないんですよ、、
どうかご理解よろしくお願いします。
それでもキューベン独特の透け感や紙のような素材感
防水性、軽さ
この素材にしかない魅力があるのです
僕がULギアに惹かれたのもこの素材のおかげ
まぁ、何をデメリットに思うかは人それぞれですね
もちろんセイルクロスもすごくお勧めできる素材
DCF、キューベンファイバーを販売するにあたり
見た目の可愛さだけでなくちゃんとデメリットも説明しておきたかったのです。
それでは個々の特徴を
ショルダーは38mmの幅広のものを使用
このショルダーテープはまず見たことないと思います
袋とじと言う手法で角が丸く柔らかいのです
(だからスレにくく痛くなりにく)
それでいて軽い
もちろん価格も通常のテープの3倍くらいかな
大阪のテープ屋さんが開発したものでして
この話をするだけで1時間くらいかかるので止めますが、、
海外のラグジュアリーブランドのもを作ったり、開発力がすごい!
かれこれ20年近い付き合いになりますが
僕が会社員時代は高価すぎてほとんど使えず、、
Bluebottleを始めたら仕事を依頼できるようになりましたw
皮肉なものですねww
葛西さんは仕事にならなくても東京に来たら
僕に連絡くれてお昼ご飯をご馳走してくれたりww
今思うとなんでそんなことしてくれたのか不思議ですww
ちなみにファスナーの引き手に使うオリジナルの黄色い紐も
中空糸を使ったナイロンテープも
ミシン糸とやetc
全て葛西さんとタッグを組んで開発しています!!
もちろんメイドインジャパン!
話がそれましたがこの幅広のテープのおかげで荷物を入れても
食い込むことがありません。
テープは取り外し出来るようにしていて
本体もテープも単体で使えます
この金具はアメリカのブランドのものなのですがNASAでも使われてるそうで
強度含めNASAスペックなのです。
ロゴを入れていますが両方ともうちのオリジナルカラーを指定して作成しています
今回初の試みとしてショルダーを
SーM 全長73cm~104cm
MーL 全長83cm~123cm
2パターン用意しました。
サイズ調整のパーツが体に食い込むことがあり
2サイズにしてみました。
うちの既存のサコッシュで使っている長さはS-Mですので
それで短いと感じられる方はM-Lをお勧めします。
外側には携帯やペットボトル、サングラスを入れられるように
僕はロールトップが好きなのです!ぐるぐるぽんファスナーに生地が噛むこともないし慣れると楽です
↑これだけ膨らみを持たせてます
DCF ホワイト
セイルクロス ヘザーグレー
セイルクロス ブラック
サコッシュR
価格
セイルクロス¥12,800
DCF¥18,800
重量
セイルクロス90g
DCF88g
*サイズはショルダーテープだけで本体は1サイズです
よろしくお願いします。
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Hiker's ALPHA VEST
http://bluebottle.exblog.jp/33274519/
2023-07-25T14:18:00+09:00
2023-07-26T11:15:08+09:00
2023-07-25T14:18:03+09:00
mountainneberland
商品
atelierBluebottleとして
初めてベストを作りました。
ALPHA DIRECTを使ったシリーズを作ったのは2022年
正確には2021年から作っていたのにコロナの影響を
直撃で半年以上販売が遅れたアイテム
当初予定していた時期とずれてしまい
少しハラハラしたけど
嬉しいことに完売
ありがとうございました!
フーディー、マント、ハラマキそれぞれの説明や
素材の詳細などはこちらをどうぞ
最近のアウトドアウエアの流れは
ALPHAを始めとした保温系素材?
オクタなんかもそうですね
あれは完全アルファを真似ていますけど。
(違っていたらすみません)
開発当初は受け入れてもらえるか
半信半疑でしたがいつの間にかアルファを使うところが増えてくれて
今や人気素材?
おいおい!
自分が使い始めたアピールかよ!
って思われそうですが、、
少しだけ言わせてください!
例えば小さなブランドやリスクを負いたくないブランドは商社から
使う分だけ購入するのですが
こちとらPOLARTECから1000yd以上購入しているのです!キリッ
素材背景の話になってしまうのですが
商社と言われる生地屋さんは
色々なブランドの生地を取り扱いしていて
使いたい分だけ購入できるのです。
<メリット>
・数メートルから使える
・在庫色から好きな色が選べる
・アマゾンプライムの様に届く
<デメリット>
・価格が割高
・在庫色なので使いたい色があれば良いけど、、ないと困る
・指定した色が廃盤になることがある
・色、素材が他社と被ることもある
そんな感じでしょうか?
それに比べてポーラテックに直接発注する場合
<メリット>
・オリジナルカラーを出せる(生地厚も)
・価格を抑えられる
<デメリット>
・色出し、発注から納品まで6ヶ月以上掛かる
・ロットが大きい。確か、1色700ydくらいだったかな
(今回は2色)
本当は1色で作りたいけどそれじゃ面白くない!
・開発から納品までのリードタイムが一般的な生地と比べだいぶかかる
(リードタイムのせいで諦めるブランドも多い)
僕らの場合は展示会をして受注をとる訳ではないので
作りたい時に作ればいい
だから見るのはメリットのみ!
実際は後々になってデメリットも無視できなくなるんですけどね、、
(売れるかわからない数を発注するので不安)
なぜか書き出してみるとデメリットの方が多いなぁ、、
つまり僕らのALPHAシリーズは
オリジナルカラーであり
価格も抑えることができるのです。
良かろう高かろうでは意味がない!
とは言え、アメリカのデフレ、円安、物価高
色々な影響を受けて去年よりはだいぶ値上がりしてしまいました、、
決して商社のことやそれを使うブランドを悪く言うつもりなんてないですよ
実際僕らも色々と使わせてもらっていますから。
良いものがあれば商社を通す
無ければリスクを負ってオリジナルで作る
そのリスクがいかに大変かを知っておいてもらいたいだけで
ケースバイケースです!
今回僕らは自分たちで勝負したと言うだけの話し
ベストの話しでしたね、、
昨年のアルファフーディーを着てくれた方ならわかると思いますが
アルファはとても便利なアイテム
(簡単すぎるけどそれが一番わかりやすい)
春は単体で歩いたり寒ければ上に一枚羽織る
夏の稜線や早朝、夕方にちょうど良い
冬はインナーとして使えば暖かいし軽いから肩が凝らない
ウールと違ってすぐ乾く
インナーの湿気を素早く逃がしてくれる
風抜けが抜群に良いので熱や湿気がこもらないのが
この素材の一番の特徴
僕は一年を通して使っています。
だから思ったのです
これならもっと違うアイテムにも応用できる!
素材を生かしたシンプルなもの
この素材、アルファを使ったベストがあれば便利かも!
正直に言いますと僕は山でベストを使ったことがないかもしれない
使い方がわからないと言いますか、、
ベストを持つならロングスリーブを選んでしまう
それにイマイチやぼったい?
(これは僕の主観なので気にしないでください)
だから半袖型のショートスリーブを愛用することが多いです。
(まぁショートスリーブも一般的にみたら変?)
でもある時アルファならコンパクトで軽いからお守りの様に持っていられる
そう思ってサンプルを作ってみたところ
これは使い易い
予想以上に便利!!
そう言えばベストってそんな存在でしたね。
アルファの特徴でもある風通しの良さ、
少し寒ければヤッケやシャツを一枚は羽織れば暖かい
首を少し高くしているので
ネックゲイターの様でもあります。
アームホールにアールをつけすぎずすっきりとしたイメージにしましたシャツを羽織るとこんな感じです
収納袋付ぎゅっとつぶせばもっとコンパクトになりますよ
僕は先日(7月17日)北アルプスの山小屋でとても重宝しました
半袖だと寒い。かと言ってフーディーを着るほどでもない
少し外へ出て写真を撮ったり
寝る時もこれを着たまま。
Sサイズで60グラム
フーディーと合わせても200グラムを切るので
シャツやフリースよりも断然軽い
この軽は武器だ!
なんて良いものを作ってしまったのか。。。
なんてね!そんなことは言いません
大袈裟に言ってがっかりさせたくないので(笑)
でも軽さは本当に武器だと思うのです。
寒かったらどうしよう、、
いまいち気温が読めず、なんだか少し不安な時に
寒がりだけど余計なものは持って行きたくない
そんな僕にピッタリのアイテムになりました。
ちなみにアルファフーディと一緒に着ると
ブースト効果を得られます!
マストアイテムではないけれどあれば便利
それが
ALPHA VEST
価格
¥13,200(税込)
色
PEBBLE BEIGE
SEA MOSS
サイズ
XS〜XL
重量
60g(S)
素材
ポリエステル100%
中国製
]]>
10年記念手拭い
http://bluebottle.exblog.jp/33170165/
2023-06-14T12:52:00+09:00
2023-06-14T14:00:27+09:00
2023-06-14T12:52:55+09:00
mountainneberland
商品
×
atelierBluebottle
10周年を記念して手拭い作りました。
今年でブランドを始めて10年が経ちました
何かイベントでもやった方が良いのでしょうか?
どうもそう言うのが苦手なんですよね、、
誰かが祝ってくれたら良いのだけど
そこまでの人望はない、、
welldoneイノッチの10周年はパーティーはすごかったなぁ、、
あんな自分になりたいけど、僕はそう言う人ではない、、
理想と現実、やりたいこと、できたこと、実際の人生は違う
キムタクみたいな人間になりたいとも思うけど
実際にはキムタクみたいな人は苦手なんですよね、、
まぁ、パーティーとか人が集まることが
苦手ということにしておいてください、、
どうでも良いですね、、
ひたすら走り続けて?なんとなく?
10年経ちました
この先も続けていきたいので、そんな年月なんてどうでも良いのだけど
節目は大事!
何かストレスにならない範囲でやりたい。
もらって困らない消耗品的な何か、、
山でも活躍する消耗品と言えば手拭い
過去には
五月女ケイコさんに無理やり描かせたもの
オカタオカさんに書いてもらったもの
マシバさんの時は手拭いに飽きて温泉タオル
思い返すと3度もやっていた、、
そして今回は〜
勝山八千代さん!!
オカタオカさんの友人でもある勝山さん
雑誌や本のイラスト、ブランドロゴ、パッケージデザインなど
ひっぱりだこ!
気づいたらripaのヒロエクンがお店のロゴ書いてもらっていて
ちっ!
となったのですがそれが理由でお願いしないなんて勿体無い
アウトドア方面では見かけることはほとんどないし
勝山さんにお願いしたい!
僕らとは直接の接点はないので
DMにてお願いしてみたところ快く引き受けてくれました!
自宅もアトリエと同じ中央線沿いで猫好き
何度か打ち合わせでお越しいただいたり楽しい打ち合わせだったな〜
実は依頼したのはもう1年も前、、
9月ごろにはイラストを頂いていたのですが、、
勝山さんすみません、、
手拭いの方は問題なかったのですが
せっかくなのでそれに付属する何かを考えていたら
時間がかかってしまいました、、
ではイラストの話し
当初は僕らのアイテム
サコッシュ、ザック、アパレル
そんな構成にしようとしていたのだけど
どうも面白くない、、
そこで僕が山で使う道具
その道具の中で勝山さんのイラストになったら可愛くなりそうなもの
そんなギアを一緒に選んでもらった決めたのです
そんなアイテムたちがこちら
BDのヘッデン
今は当たり前のUSB充電。当時は最軽量クラス
今はペツルのを使っていてこれは娘の耳掃除の出番が多いかな
SAWYERの浄水器
あまり使わないけど、お守りとして持ち歩いてます
ポイズンリムーバー
毎年必ず使う必須アイテム!
ブヨとか刺された直後は間違いないけど少し経った後でも
全然違う!
makina67
僕の愛用する中判フィルムカメラ
お弁当箱みたいでかわいいと勝山さんが言ってましたw
120film
ブロニーフィルムなんて言われる中判カメラ用フィルム
10年ぐらい前までは1本300〜400円くらい?
それが今は¥2,000くらいかなww
カルデラコーン
アルスト界のジェットボイル
風防のおかげでお湯もすぐ沸くし
ペプシの缶でてきたストーブも◎
見た目機能、全てがお気に入り
後は03Rとソックスだから写真はいいですね!
イラストをもらって思わずため息〜
僕も絵が上手に描けたら、、
イラストが素敵すぎるので
2色刷りました
どちらとも注染なので裏までしっかり染まっています
実はカーボンブルーとアプリコットで染め方をわけていまして
カーボンブルーが地染、アプリコットはクレア染めからの注染
ぜひ2色揃えて比べてみてくださいww
↓元のイラストです
そして、イラストをプリントしたパケとセットにしてみました
当初は手拭いを入れるサイズにしようと思ったのですが
手拭いを入れるのは初めだけ?
どうせなら使いやすいサイズにしてみました。
表にはザック
裏にはロゴ
しっかりとした作りですので
薬や絆創膏、マッチなど
濡らしたくない物を入れるのがおすすめです!
イラストがかわいいので
当初はパケを別売りにしようかと思ったのですが
いくらイラストがかわいいからって
単体で売るのはなぁ、、
なのでセットです!
10年を記念するわけだから10th的な何かを入れようか迷ったのですが10年経っても平常運転と言う意志の表れとして何も書いてません!
それでも普段やらない特別なアイテムになっていると思います
勝山八千代×atelierBluebottle
価格¥2,200(税込)
どうぞよろしくお願いします。
*染め方の特性上、染めむらや柄への汚染(色はみだし)
個体差など多少ありますのでご了承ください
]]>
MUSH BAND
http://bluebottle.exblog.jp/33166729/
2023-06-13T15:10:00+09:00
2023-06-14T12:56:14+09:00
2023-06-13T15:10:29+09:00
mountainneberland
商品
シリコン性のマルチバンドを作りました。
サコッシュやPAC-03におまけとしてつけているカラビナ
アルミパイプですのでクライミングギアの様な強度はなく
何かを簡易的に止めたり引っ掛けたりしてもらうために
おまけとしてつけています。
10年前は値段もおまけとして成り立つ価格でしたが
近年の物価上昇でおまけとは思えない価格になってしまい、、
もはやおまけ扱い出来ない、、
そんな価格で仕入れるくらいなら
何か別のもはないか?
良く見かけるヒラのカラビナも考えたのですが
今更それを使うのも芸がない、、
カラビナの様に使えて
ロゴが入れられるもの、、
なかなか良い案が浮かばない
面白いことを閃いてもおまけ扱いできる様なものじゃない
そんな時、スタッフのアサミちゃんが持っていた
シリコンのサンプルにビビッと来たのです!!
以前何かで書いたかもしれませんが
デザイナー時代にシリコン製の色々なものを
(引き手、パスケース、ネームタグ、キーホルダetc)
手がけてきた関係でちょいとばかりシリコンに詳しいのです
ちなみにアサミちゃんには普段、生産管理やお客さん対応などを
ブルーボトルで行ってもらっていますが
彼女も15年近くバッグデザイナーとして活躍して来たので
色々なものに詳しいのです!
僕がインハウスデザイナー時代にシリコンをお願いしていた担当者は
アサミちゃんも担当していたり
そんな関係もあり今はアパレルに使う
オリジナルのシリコン引き手を作ってもらっています。
話がそれましたが
そんな流れで出来上がったのがMUSH BANDなのですが
こんなもん簡単にできるんでしょ!?
いやいやいやいや!
デザインや使い安さ機能は発想の問題ですが
(これも簡単ではない)
それを形にするには大変!!
ましてや成形ものですので金型が必要
その金型が高いのです!
金の問題かい!
売れるかどうかわからない、、
ましてやおまけを作るのにそんなリスク必要なのか?
サンプルを作成するにも型を作るので失敗できない、、
だからサンプルのサンプルとして3Dプリンターで成形してもらいました
これにもお金がかかる!!
↓3Dプリンターでの試作品
丸めることはできないけどよくできています
ここまで来たら
おまけにする必要はない!
面白そうなものができる予感がするので
これ単体での販売を前提に開発を進めることにしました。
いつも書いてますが
当たり前なものを作っても面白くない
ありふれたものにブランドロゴだけ入れても仕方ない
お金はかかっても面白いものにチャレンジしてみたいのです!
肝心の内容ですが
まずはシリコンて何か知ってますか?
シリコンってゴムの一種だと思っている方が多いと思いますが
シリコンは石から、天然石からできているのです。
それを溶かし成形する
燃やしても石に戻るだけ
食べてもそのまま出るだけ
有害性ゼロに等しい物質なのです
だから哺乳ビンの乳首に使われたりもします。
それでいて耐久性にとても優れている
素晴らしい素材!
ちなみにこれは10年以上前に担当者から聞いた知識でして
珍しく僕の頭に残っている情報
当時はそれだけシリコンフリークだったのです。
当時も今もできる限り環境にやさしいものを使いたい。
(再生ポリエステルなんて胡散臭いものじゃなくてね)
ちなみに名前の由来はアンビタッチ
通称エノキ
エノキと言ってビビッとくる貴方は業界人ww
ブランドタグやJANコードをまとめて服にとめる透明のアレ
キノコのエノキに似ているからそう呼ばれているのです。
新人時代は良く営業の出荷の手伝いに回されて各店舗様に印刷された
JANコードの札をつけてな〜ww
エノキ=キノコ=マッシュ
それでマッシュバンドなのです!
前置きが長くなりましたが
MUSH BANDの詳細です
一言で言うなら結束バンド
カラビナの様に何かにひっかけて使ったり
何かをまとめるのにも使える
マルチシリコンバンドなのです!
Sサイズは3本セット
手拭いかけたり、キーホルダーの様にしたり
ハイカーズキャップではベルトループにしたり
Lサイズは単体販売
トレッキングポールやスノーシューをまとめたり
ゴムの様に伸びないのが使いやすいです。
ギアを纏めるちょうど良いものが意外と無いと思いませんか?
デフォルトのものは使いにくかったりすぐに壊れたり
ベルクロの物を使っていたことがありますが
風で飛んで行ったり、、
僕もそうですが皆さんも苦労していると思います。
作ってみてわかりましたが
当初思っていた以上に使い道がある
アイデア次第で色々な使い方ができると思います
形状がゴム紐の様に丸になっていないのは
点ではなく面で対象に接する様にしています
Lサイズには長さの調整ができる様にしています。
珍しくパッケージにしていますので
ちょっとしたプレゼントに如何でしょうか?
ソックスとセットにしたらきっと喜ばれますよww
色
イエロー
ピンク
グレー
オレンジ
カラー、サイズ、価格の詳細は
オンラインストアの方で確認お願いします。
大手に真似されたら半額以下で作られてしまいそう、、
正直言うとこれで利益なんてほとんど出ないし
作るコストや時間だけを見たらむしろマイナス、、
でも、きっとあったら面白いと思う。
その衝動を大切に作ってみたのです。
いつも書きますが、何かあるものにロゴを入れるブランドビジネスではない
あるものに少し手を加える後出しジャンケン商品でもない
まぁ時にはそれも必要だけど、、
ちょっと変わったモノを作る変なブランドであり続けたいと思います。
]]>
SHIELD SMOCK
http://bluebottle.exblog.jp/33087951/
2023-05-19T13:36:00+09:00
2023-05-19T13:45:46+09:00
2023-05-19T13:36:19+09:00
mountainneberland
商品
&
SHIELD PANTS
新しいレインウエアを作りました。
僕らにとって二つ目のレインウエア
デザインはNEOSHELL SMOCK型
それをブラッシュアップ
実はネオシェルスモックは
今回のシールドスモックへの序章というと
大袈裟なのだけど
シールドスモックを作る前提で
先行して作ったのでした。
ネオシェルスモックを作る際に優先させたのは
『デザイン』
欲しいと思えるデザインという衝動を大切に作り始めました
(デザインについてはNEOSHELL SMOCKをご覧ください)
もちろん素材のスペックは大前提
レインウエアとは
雨から身を守るもの
難しいようで簡単?
他のウエアに比べると、どのブランドもデザイン機能ともに
近いものになってしまうのだと思う
ロゴを変えたら分からなくなってしまう?
すでに完成されたカテゴリー
どうしても素材ありきになってしまうから
デザインを大切にしてみたのです
今回のスモックを作るに辺り
世間のレインウエア事情はどうなっているのか?
珍しく色々と見てみたのですが
最近のレインウエアは軽さの追求がひと段落した気がします
以前は100g前半の新商品を良く見かけたのですが
最近は200g〜300g辺りな気がします。
デザインは圧倒的にオープンファスナーのジャケットタイプ
スモックタイプは以前に比べるとだいぶ少なくなりましたね、、
MONTANEやRabなどUKブランドがかろうじて作っている程度
北米では人気がないのでしょうか?
さらに日本市場ではほとんど見ない?
市場のことを考える、、
う〜ん
そんなことどうでもいいや、、
他社がどうあれ僕たちは僕たちが作りたいと思うものを作ればいい!
今回僕らが選んだ素材は
PERTEX SHIELD
一概にSHIELDと言っても何種類もあって
織り、厚み、フィルム
組み合わせも様々
レインパーカの時もSHIELDでしたが
3レイヤーで生地はもっとしっかりしていました
今回僕らが選んだのはSHIELDの中でも比較的薄いもの
Weight 53g/sqm
Clear Laminate 2Layer
Hydrostatic 10000m
Breathability 20000g/m2/day
数値だけを見てしまうと上がある
でもそれが全てではないと僕は思っています
大切なのはバランス!!
軽さ
強度
透湿
耐水圧
気心地
価格
数値だけ見たらパーテックスを使わなくても良いのかもしれない
むしろ価格、ロット、納期そんなことを考えると
使いやすい生地はもっとある
でもパーテックスの生地にはそれ
特有の良さがあると思っています。
その一つが完成度
生地のクオリティーが高い
ヤッケに使用しているEQULIBRIUMもそうなのですが
似たようなスペックの安い生地はたくさんあるのですが
どうもチープだったりして
皆さんは普段あまり意識することはないかもしれませんが
同じスペックであっても
厚み、重さ、織り、張り感、
生地によって全然異なるのです。
そして意外と重要なのは色味
PANTONE(世界共通カラーチップ)で
色を指示するのですが
指示した色で上がるかどうかは技術者のさじ加減、
PERTEXはとてもいい色で仕上がってきます。
指示した色と合うまで何回もやり直し続ける人もいますが
僕らは多少ずれていてもそれが
製品として良い色であればそのまま採用したりします。
ポーラテックなんてばっちり合ったことがないかなww
でも良い色だからOK
それがお互いリスペクトしながら
仕事をすることなんだと思っています。
製品を試作する段階で
素材を数点選びサンプルを作るのですが
平面の見え方と製品として立体になった時の見え方は
全く異なる見え方をすることもあり
あ〜こう言う感じになっちゃったか〜、、なんてことも多々
それがPERTEXは製品、立体にした時にがっかりするこが少ないです。
数値にすると違うものでも
着てみて、使ってみると
違いがわからなかったり、
もちろん同じ条件ではないからなんとも言えないけど
その時々で体調も違うし
暑さに慣れた体と季節の変わり目で
慣れない体で歩くのとは感じ方が全然遅うのです
スペックや価格を優先させるのではない
総合的に判断してPERTEXを選びました。
生地の表面は小さなリップストップになっていて
引き裂きに強くなっています
とは言え薄いですから尖ったものには気をつけてください
僕がPERTEXの好きなところの一つは
生地のしなやかさがあります
レインにありがちな張り感ではなく
とてもソフトです。
ソフトだから気心地が良い
製品重量
Sサイズで
SMOCK 177g
PANTS 126g
製品単価を上げたくないので
収納袋は付けてませんが
これくらいコンパクトになります
ネオシェルスモックから変更させたのは
フックパーツを4個から3個に減らしています
フックの形状も少し変えています
ファスナーはビスロンの止水アクアガード
雨の強さによりますが
ファスナーを開けたままフックを止めておくと
換気されやすくなります。
フロントにカンガルーポケット
レインとは言えファスナーポケットは何かと便利ですからね
内側をメッシュにすることで換気し易い様にしています
裾はコードではなくラバーにして
ずり上がりにくくしています
袖にはサムホール付き
そしてパンツ
デザインはハイカーズパンツと近しいです
レインパンツはポケットがないものが多いですが
あると便利なんですよ
だから今回はフロンのみの2箇所
雨の侵入を心配されるかもですが
口元を上部、上側を向けているので入りにくい構造にしています
パンツはグレートとブルーの2色です
レインパンツを一枚で履く方はあまりいないと思いますが生地が薄いのその場合は柄に気をつけてくだいね。
価格
SHIELD SMOCK ¥33,000
SHIELD PANTS ¥21,000
素材
ナイロン100%
サイズ
XS〜XL
重量
Sサイズで
SMOCK 177g
PANTS 126g
色
Olive Gray
Mineral Blue
Prism Purple(SMOCK限定)
Phantom White(SMOCK限定)
生産国
中国
]]>
写真集みたいな本を作りました。
http://bluebottle.exblog.jp/33024675/
2023-04-26T12:02:00+09:00
2023-04-26T15:21:32+09:00
2023-04-26T12:02:52+09:00
mountainneberland
商品
当初はzineの様な簡単なものをと考えていたのですが
もう少し
ここはこうだな
紙はこれ
表紙が欲しい
いつの間にちゃんとした本になってしまいました、、
zineっていつからあるのだろう?
90年代?
スケーターが作った?
いづれにせよストリートカルチャーから出たものですよね?
僕のイメージですけどね
それまで写真集って難解なもので
先生と言われる様な人たちが作るもの
それを仲間内で作る様になったものがZINEなのかな
ホッチキスで留めて紙も粗い
でもその感じが生々しくて
リアル感があって見ていて面白かったのを覚えています
アカデミックではないでしょうけど
そういった権威的なものへのカウンターが良かったのだと思う
でもプロのフォトグラファーまでもが
ZINEを作る様になると、、
いつの間にかカウンターがカウンターじゃなくなってる!
巨匠が手作りしたら面白いけどね。
もちろん簡単に見れる手頃さはある
何も無いよりあった方がいい
それはわかるのですが
カルチャーの要素がなくなってしまうと
魅力も損なわれてしまうと思うのです。
だから僕はカウンターのカウンター?
つまりストレートで勝負
一般人が製本された本を作る逆カウンターパンチww
そんな面白さを感じてもらえたら嬉しいです。
では説明させてもらいます。
写真を撮るようになってから本にすることは
ずっと考えていたんです
僕らは普段あまりにデジタル画面に慣れすぎている
デジタルにせよフィルムにせよ撮影したものを
紙に仕上げる人はほとんど居ないと思います
それについて、良い悪いはないし
僕だってデジタルで十分だと思っています。
ただ紙にすると今まで画面で見ていたそれとは
全く別のものへと変わるのです
紙の質感とインクの色合い
全く別のものになるのです。
アナログな行為が良いとか
そんなロマンチックなことではなくて
被写体は同じなのに感じ方が変わる
別のものに変わるのです
その別のものを
ちゃんとした形で観てみたいし
観てもらいたい
その衝動で今回この本を作りました。
本の説明をする前に
僕の写真に対する考え方を書いてみたいと思います
と書いてみたものの
何から話せば良いのやら
僕は写真なんて
10年ちょっと前までは良くわかりませんでした
記録に使うもの?
思い出用?
そんなところでしょうか?
おしゃれなモノクロ写真を見てもなんのこっちゃさっぱり分かりません
それは今でも大体同じ
カッコいい外人撮ってりゃそうなるだろって思ってます、
インド行って撮りゃそうなるし
原住民撮ればそうなるし
アラスカや8,000m級の大自然を撮ればそうなる
僕らが目にする
フォトグラファーの写真はそんなものが多いでしょうか?
普段目にすることのない世界を見せてくれる
すごいものだと思います
でもこれだけSNSで写真が溢れ続けると
大してありがたみがなくなる気がしませんか?
綺麗な写真は誰でも撮れる
誰でも観れる
そんな今だからこそ
誰かの視点で捉えた
自分勝手なものを作ってみるおもしろさがあるのではないか?
僕の本には誰もが感動するような
圧倒的な自然もなければ
時間とお金をかけなければたどりつかない風景もない
カッコいい人も出てこない
(みんなに失礼ですね、分かりやすと言う意味)
僕にはこう見えています
あなたとは少し違うかもしれないけど
でも山を歩いていると
何気ないこんな風景に出会えますよね?
これも素敵だと思いませんか?
そんなことを感じてもらえると嬉しいです
そしてこの本のもう一つの要素が
中判フィルムカメラ
今回の本では35mmで撮影したものも数枚ありますが
ほとんどが中判フィルムカメラ
それも主にmakina67というカメラ撮った写真になります
あ〜だめだ、、
サラッと書こうと思ったのですが
だめです、、
本の話しくらいサラッとカッコよく終わらせたかった、、
かいつまんで書けない、、
商品説明もそうですが
長く書くのが好きとかじゃなくて
サラッと書けない、、
本の内容とは少し離れますが
写真とカメラについて書かせてもらいます!
僕がフィルムカメラが好きなのは
粒子の荒さやノスタルジックな感じが好きなわけではなく
フィルムと言う手間と時間が掛かる行為が好きなのだと思います
中判の120フィルムは上手く撮れるとデジタルの様にきれい
正確にはフィルムをデジタルスキャンしているからそちらのスペックにも
影響はされるのですが、、
階調がどうかそんなことはさておき
フィルムにしかない良さがあるのも事実
手間と時間
現状の天気、これからの天気を予想しつつ
持っていくフィルムのISOを選ぶ
天気が良ければ100を多め
曇っていたら400かなぁ
今はもう廃盤でないけど
リバーサル(ポジ)も使おうかなぁ
今日はたくさん撮りそうだから10本くらい持って行こうか?
そんなところから準備はスタート
僕は面倒くさがりなのでレンズは持っていきません
一つのものを使い続ける潔さや
使い続けることで見えてくるもの
そんなことを大切にしています
デジカメはSDカードさえ持って行けば
バッテリーの許す限り撮り続けられますよね?
でも僕のmakinaはフィルム1本で10枚しか撮れません
そのフィルムは毎年のように値上がりし続けて
今や一本2000円以上
現像+スキャン代合わせると
1ショット500円近いでしょうか?
笑笑笑
まぁ今回の写真を撮っていた時期はもっと安かったけど
それでも1ショット100数十円くらい?
それでも高いですよね?
ホイホイシャッター切れません
でも撮らないと上達しないから
覚悟を決めて撮りまくった時期もあります
今は大まかな仕上がりの予想がつくので
一回の日帰りハイキングで撮っても3本くらいかな
つまり30枚くらいしか撮らないのです。
じっくり考えて撮る
面倒ですが、これをどう撮ったらいいかなぁとか
今日は木を撮りたいとか岩を撮りたいとか
そんな事を考えながら歩くのが楽しいです
フィルムを使うことで
光の角度や反射など
ものの見え方を意識する
写真を撮ることが好きになった当初
街の景色が全てファインダーで切り取った様な
そんな見え方で全てが新鮮に見えた不思議な時期があったり
普段気にしないちょっとした何かを感じるようになるのが面白い。
とはいえ
シャツター速度
絞り
ピント
露出
全てが手作業で面倒臭い
カメラを趣味にしようとした時に
この辺のことで嫌になってしまう方が多いと思いますが
フィルムカメラを使うと
その流れが良くわかるし自然と身につくのでおすすめです
まぁこの話はこの辺で良いか、、
本の話しですよね、、
前々から作りたかったと言いましたが
撮り溜めた量を前にすると
重い腰が上がらない
自分で撮った写真の良し悪しもわからない
これは誰かの視点で選んでもらった方がいいのでは?
そんな時に以前取材してもらった編集者の
吉川さんのことが頭に浮かびました
元々僕らのアイテムを愛用してくれていて
ブログの愛読者?
そんなつながりから
僕ら夫婦、atelierBluebottleのことを取材していただいたのです
その感じがとても心地よく
あ、吉川さんに相談してみよう!となったのでした。
そこから話が進み
デザイナーにはSTUDIOの峰崎さん正能さん
印刷は文化堂印刷さん
そんな流れが先に決まり
逃げるに逃げらなくなり、、
(違うか、、)
吉川さんが僕らに合うのではないかと選んでくれた方々なのだけど
デザイナーお二人の手がけた本や作品を見て驚きました
僕が好きな本
写真家、石塚元太良さんの
Glacier Diary Glacier Bay
を手がけていたんです
それは写真集ではなく旅行記なのですが
とても面白く
(もちろん写真も素敵で)
そこから写真も気になって展覧会にもいきました
思い起こせば僕が写真を意識し出した頃と重なり
おこがましいのですが良い刺激をもらったりしたのです。
そんな僕の好きな本を手がけた方がデザインをしてくれるなんて!
お二人の事務所で顔合わせして驚いたのは
タコマフジレコードのナベさんの友達
なんか遠い世界のようで細い糸で繋がっている
縁を感じてしまいました。
僕は何かを始める時に
お願いしやすい知り合いに頼むのではなく
普段接点のない人に
「初めまして突然のメール失礼します」
そうやって仕事をお願いするのが好きなのですが
人見知りだし
ワッツアップヤーマン!
誰とでも握手をできるような
そんな人間ではないので物凄くドキドキしながら連絡します
自分と接点がない人にお願いする
向こうからしても接点がないから断り易いし
へんに知り合いだから断れないなぁと思われたくない
断られたなら自分達の実力がその人にそぐわなかったり
情熱が伝わらなかったと思えばいい
だからあえて接点のない人にお願いする
めんどくさい性格ですね、、
でもそうすることで新しい何かが生まれる様な気がするのです
今回もまさか
こんな素人カメラマンが撮ったもので
デザインを受けてくれるなんて思っても見なかったのですが
そこはきっと吉川さんの力で
吉川さんが編集ならなんとかなるか的なノリだったかもしれませんが
引き受けてもらえたのです
デザインはもちろん大事だけど
zineと製本された本の違いは
やっぱり印刷の力だと思う
デザイナーは自分でデザインはできるけど
印刷は違う
紙も数がまとまらないと使えないものがある
今回印刷をしてくれたのが
文化堂印刷さん
もちろんこれも吉川さんチョイス
その道のプロの本を印刷しているわけですから
僕らんなて相手にされない
もしくは適当にあしらわれる感じ?
はいはい作りたいいのね本。みたいな?
担当してくれた児玉さんは
とても親切に僕らのことを受け入れてくれました
でもきっとこれも吉川さんの力ww
写真を見せるのも恥ずかしかったのですが
(こんな写真で?って思われたくなくて)
良いですね〜なんて褒めてれたり
まぁリップサービスだと理解していても嬉しいものです
出来上がりのイメージを決めるのに
色々な写真集を見せてもらったのですが
これがすごかった!
先生と言われるような巨匠の写真集
印刷のパワーを感じつつ
え?これならオレの方が良くない?
なんて思ってしまったのはここだけの話し
そりゃ僕だって自分の写真に自信があるから本を作るわけですからね!
でも自信があると言っても
僕の中の価値観で判断した場合の自信であって
他人がどう評価するかとは別の話しですから
自分では良いと思っていても
評価する人次第なのが写真?
本のコンセプトと言いますか
方向としては
写真だけの写真集ではなく
僕の考えやブランドの考え方を入れる
写真集の様なもの
そんなことでスタートしていきました
なぜだか吉川さんは僕のブログを気に入ってくているので
文章多めになっています
敏腕編集者な訳ですから
もっとああしろこうしろと指示されるかと思ったら
こんな感じで〜
みたいな軽いノリで
僕が書いたものに、こう言う時の思いを入れたらどうですか?とか
なんとも自由に泳がせてもらいました
まぁいつも誰の指示も受けていないので
きっと支持したらつまらない物になってしまうのが
わかっていたのだと思います
こいつに指示しても無理取ろうな的なww
文章と同時進行で写真選び
ある程度自分でチョイスしてそれをデザイナーへ投げて
厳選してもらう方式
(僕ではない他人の視点で選んでもらう面白さ)
これだけあれば大丈夫だと思っていたら
全然足りないとのこと、、
つかいたくない写真だけ外して丸投げ
そしてそこからネガ選び
これが超スーパーウルトラ大変でした
チョイスされた写真を元にネガを探す
本なんて作るなんて思ってなかったからネガはバラバラ
ではなくそこはある程度まとめてあるのです!キリッ
しかも山域ごとに名前をつけてね!
なんて思っていたら
時期が違っていたり、フィルムが残った途中で
違う山へ行っていたり
なぜだか一枚だけ抜けていたり、、
そして最も最悪なのは
無い、、、
え〜
この写真を使いたかったから
これが無いなら前後も変えないと、、
わ!峯崎さんも正能さんも本気だ!
怒られながらも妙に嬉しいww
サクッと選んでくれているのかと思っていたら
前後のバランスまで考えてくれている!
デザインて安易に思われがちですが
Aを変えたらCも変えないと
Cを変えたらZがまとまらない
そんな世界なんですよね
だからザックのここを変えてもらえませんか?
そんなことを気軽に言う人に
AーZの話をするのですが
まさか自分がそれをやってしまうとは、、
データのサイズもそう
ピクセルが大きければ良い訳じゃない
この辺の話は何度も説明されてようやく理解できたのですが
写真を印刷するとはとても大変なことなのです!
ネガがどうしても見つからないものは
ボツにするか小さなサイズで使ったり
ネガを全て見つけて再スキャン
そしてそのスキャン!
現像とスキャンてとても大事
以前は現像だけ出してスキャンは自分でやっていたのですが
時間がなくて今は写真家で友人の大林さんから教えてもらった
山口の山本写真機店の山本さんへお願いしています。
山本さんはプロの写真家さん達からの
信頼もぶ暑く
その筋ではかなり有名な方のも手がけています
大林さんとかね!
で、山本さんに現像してもらったものや
過去のものを改めてお願いしました
その数100数十枚、、、
山本さんが居なかったらこの本は出来ていなかったと思います
(自分でスキャンするのが面倒だからじゃないですからね!)
ポジや一部のネガは自分でスキャンしたものを使っています
ポジだと色味なんかが違ってくるのですが
通常の写真集はその辺りをこまか〜く調整するそうですが
綺麗に統一された見た目より
ランダムな感じが逆に面白いよねってことになりました
だって歩いた時期も違うし
カメラもフィルムも同じではないわけですからね
写真だって生物ですよww
(吉川談)
写真が決まり
デザインも決まった
後は文章
まぁこの辺のことは説明するだけ野暮なので
実際読んでください(恥ず)
吉川さんには入稿ぎりぎりまで悩まさせてもらいまいた、、
そうそう、この本のもう一つの企画
僕の会いたい人に会ってみよう!
せっかくだから普段接点のない
面白いことをしている人に会って
その人の人生観やものへのこだわりなどを聞いてみる
そんな企画を入れてみました。
とは言えIT社長の話を聞いてもなんか違う
僕らはものづくりの人間なので
その系統で探ってみました!
う〜ん、、
会いたい人ってなに?
例えば
尊敬する人は?
好きなブランドは?
ない、、、
僕が普段接する人たちは皆んな尊敬している
当初は同じガレージブランドの友達の話を聞こうかと思ったけど
そんな話しはみんな知っていますよね?
仲間内の褒め合いなんて読んでも面白くない
やっぱり全然関係ない誰かの話し
僕の利益にならない人
利益って変だけど03rを作ってくれるワカちゃんだって
話を聞けばそれなりに面白いことになる
でもそれって
そんな面白い人に僕らの商品を作ってもらっていますよ
的な広告になりかねない
だから全然接点がない人
当初は好きな皆川明さんとかに連絡してみることも考えました
でも皆川さんは本も出しているし既に有名人
これまた有名な人と対談しました的な自慢に終わる可能性大
(そもそも受けてくれないかww)
僕らの界隈
僕らのお客さんが知らないであろう人
う〜ん
で思いついたのが二人
DOVE&OLIVEの小野くん
ISHII SATOSHI-Kawa no Makerの石井くん
小野くんとブランドの存在は知っていました
仲の良い後輩の同級生なので
ちょくちょく噂は聞いていたのです
20年前くらいに一度飲み会で同席?
それ以来何もなし
石井くんは2学年下なので
顔はわかりますがほとんど会話したことはない
そして失礼ながら存在は完璧に頭の裏の奥にしまってありました
「文化服装学院、卒業生の辻岡と申します」
ってメールしたんですよww
まぁこれ以上は本に書いたので言いませんけど
小野くんに会いに岡山へ
石井くんに会いに川口へ
とても面白い話が聞けました!
このためにレコーダーまで買いましたからね!
それぞれ2時間近く話を聞いたのですが
文字起こしが超ーーーーーー大変
再生と巻き戻しを繰り返し文字に起こして
吉川さんへ丸投げww
そこから吉川さんがうまいこと編集してくれました。
ページの関係でカットされてしまったのですが
ディレクターズカット版?
ノーカットを掲載するか
聞けるようにしたいと思います
二人の話を聞いて思うのは
ものづくりの人間は真面目で孤独
皆んな同じ悩みを持っている
二人が色々話をしてくれたのは
きっと僕も同じものづくりの人間だからだと思うのです
そうう意味でも
普通の本には無い内容になっていると思います。
最後にもう一つ
吉川さんが過去に取材してくれたことをもとに
僕たちのことを書いてくれています
自分で自分を説明するのではない
第三者からの目線
これってとても重要なことだと思うのです
自分で自分のことを書いたものなんて
良いことばかりになってしまう
第三者それもプロの意見
吉川さんから見た僕らのことを書いてください
そうお願いしたのですが、、
それは本でのお楽しみww
ここまで長々と書いてしまいました、、
アイテムだけでなく本でもこんなに言いたいことがあるなんて、、
自分でも驚きですが
サラッと作った訳じゃない
色々な方達と作り上げたのがこの本なのです
服もザックもなんでもそう
みんなの力で出来ている!
ちなみに紙などにも色々こだわりました
仕様:上製、糸かがり
判型:B5判変形
ページ数:112ページ
用紙
表紙:テイクGA、ニス加工、文字のみデボス加工
本文4色:b7ナチュラル
本文1色:b7クリーム
帯:コート紙、グロスPP加工
見返し:里紙の白
「form follows filed.」
写真
辻岡慶
イラスト
辻岡里奈
装丁
峯崎ノリテル
正能幸介
編集
吉川亜香子
現像スキャン
山本写真機店
印刷
文化堂印刷
価格
¥3,850(税込)
*最後に一つお願いがあります*
本が店頭に並んだ際
ちょっとした傷でも返品になるそうです
それってなんだか、、
今回は多少の傷があったとしても
販売させてください。
もちろん折れたり破れたりは論外ですし
明らかに傷ついたものはこちらで外します
ご理解どうぞよろしくおねがします。
]]>
Hiker's Cap
http://bluebottle.exblog.jp/33001699/
2023-04-13T13:58:00+09:00
2023-04-13T15:14:59+09:00
2023-04-13T13:58:16+09:00
mountainneberland
商品
キャップが出来上がりました
やっと出来上がった、、
正直そんな感想です(笑)
こんなことを言ったら怒られそうだけど
洋服と比べてわりと作りやすいのがキャップ
いわゆる小物、グッズの部類
ちなみにアパレル業界では
バッグや鞄の部類もファッショングッズなんて言われて
ちょっと下に見られた感じ?
お前らは所詮服の付属品だろ
そんなふうに下に見られた時に僕が言うのは
グッチもヴィトンも元々鞄のブランドだぜ!
エルメスだって馬具の後はハンドバッグだしね。
そんな事どうでも良いと思うかもしれないけど
ハンドバッグデザイナーとしては引けないところw
細かいですが
業界としてはハンドバッグの袋物と鞄は分かれています
それだけ専門的に異なる物なのです。
脱線しましたが、
ガレージブランドでも洋服への取っ掛かりとして
キャップから手を付けるブランドも多い気がします
取り付きやすいアイテムであり
失敗し難いアイテムとも言える
だからこそ安易に手を出すのではなく
コレだ!って思えるまで
製品化したくなかったのです!
(他が安易だなんて思っていませんよ)
Hiker's Capの詳細に移る前に
僕のキャップへの考え方を説明させてください。
形や用途、歴史などうんちく話しじゃなくて
僕の独断と偏見で話します
僕が山用キャップを意識したのは
CAPOが始めてだった気がします。
今はもうなくなってしまったのか?
いつからか見なくなってしまった。
オーストリアのブランド
ランニング用だったと思うのだけど
メッシュやナイロンの薄くて軽い素材を使ったキャップ
今思うと別に何かに特化した感じもないのだけど
なんとなくそれっぽい感じ
派手じゃないところがよかったのかなぁ?
サイズ調節もなくシンプル
価格も買いやすい値段だったような?
良くわかりませんが
その良く分からなさが良かった面もあり
ダメだったのかもしれない
しばらく気に入って被ってました。
そして僕の中で衝撃的だったのが
イノッチのブランドwelldoneのサイクルキャップ
サイクルキャップとは
自転車のヘルメットの下にかぶるキャップなのですが
短いツバを上にクッと上げてかぶる姿がなんとも言えず
可愛くもありかっこよくもありました。
イノッチのが作るサイクルキャップは
それまでのスポーティーな感じとは少し違い
素材やデザインが使い易い
自転車のピチピチした服じゃなくても
似合う感じと言えばいいのかな?
5、6個持ってます。
このサイクルキャップが発端の
ツバをクイっと上げる感じは
UL好きの間で流行ってましたよね?
キャップに関しては山用キャップと言う
完全な分け方はする必要ない気がしていて
その辺は使う人次第なところがありますが
比較的多い要素としては
軽いとか
折りたためるなど
ソフトで軽いもの
それが主流でしょうか?
その条件に当てはめようとすると
どうしてもスポーティになる
僕も以前は山を歩くスタイルとして
化繊100%なスポーティーな服装が多かったです
でも山を歩いているうち
氷の壁や岩を登る訳じゃないし
服なんてもっと自由でいいんじゃない?
そんな考え方へ変わっていき
それがatelierBluebottleへと続き
山と日常の線引きを設けることのない
服を着ることが多くなりました
そうした時に被るキャップってなんなんだろう?
気づくと普通の洋服屋さんで購入したキャップで
山を歩いていたのです。
僕の欲しい
僕の被りたい帽子って
普通なんだよな〜
普通なんだけど
好んで被るキャップの共通点
①ツバがしっかり硬いこと
②ロゴが入っていないこと
③深いこと
④ちゃんとサイズ調整できること
①ツバがしっかりしている
軽さや折りたためるとは真逆
でもキャップをポケットにしまうことってほぼ無い
むしろ折りたためる柔らかさが仇となり
タンスの奥で変な形に押し込まれ
2度と綺麗なツバにならないことも多々
そんなことより
いつなんどきも同じ形で決まっていることや
ちょっとしたアールの感じ
カジュアルだけどスポーティではない
雨が降った際にもヘタレることがない
長さもメガネに雨がかからないとは言えないけど
かかり難い絶妙なバランスを目指しました
②ロゴが入っていないこと
これは服にも言えるのですが
ブランドロゴ全面が苦手です
なんでお金出してあなたのブランドの広告しないといけないの?
頭がおかしいと思われるかもですが
僕は昔も今もその考えなのです。
Leicaもあの赤いロゴがなければ欲しいんですけどね
ポルシェの様にロゴがなくてもそれだとわかる
そんなものづくりを目指したいと思っています。
(あくまで理想なのでポルシェになれるとは思っていません)
でもポルシェを乗ってることで
あぁそっち側の人ねって思われるのもなぁ、、
乗れないから関係ないかww
矛盾しているのですがアウトドアブランドだけは
ロゴ自体が機能を保証している感じがして、
袖口などにワンポイントで入れたりもしています
だから無理やりロゴを入れるのはやめて
シリコンのMush Bandをつけています
そうすることでベルトループの役割も!
③深いこと
僕は頭が大き方ではないのですが
少し尖っています
大袈裟に言うとスタートレックのコーンヘッド?
そして天然パーマで尚且つ
毛の量が多い、、
浅いキャップだとすぐに脱げてしまうのです。
だから深めにしています。
深めにしたことの弊害として
頭が小さい方など深く被った場合耳に当たる感じが
気になることがあるかもしれません
まぁ被り方を調整すれば良いのですが
一応
④ちゃんとサイズ調整できること
今回は1サイズのフリーサイズとしています
我が家では
僕のキャップを奥さんが
奥さんのキャップを僕が
身長差で30cm近くある僕らが唯一共有できるアイテム
それがキャップなのです
たまに靴下を間違いたまま履いていることはありますが、、
そんなこともありワンサイズにさせてもらいました
その分サイズ調整方法はこだわらせてもらいました!(キリッ)
ゴムにするのか?ベルトにするのか?
丸紐?平紐?
同一素材なのか?
別の素材を使うのか?
金具なのか?
プラなのか?
軽さを求めるなら絶対プラ
でもツバに芯を入れたことで
軽さがポイントではない。
カジュアルだけどスポーティーではない
大切なのは緩めることより
締めること
風が強く吹き始めた時など
すぐに締められる
そして緩まない
締めやすく緩まない
そうして選んだのが今回の金具なのです
専門用語で言うならば
コキ
あえて金属を選んだことで条件をクリア
金属なんてはなから除外しそうですが
固定概念を捨て機能を優先して考えることで
このパーツにたどりつき
特徴の少ないこのキャップの中で
ちょっとした個性を出してくれているのが面白い
形態は機能に準ずる
form follows function
ちょっと大袈裟ですがそんな感じです。
金具を止めるパーツをゴムにすることで
締め付けられる感じを減少させています。
そしてベルトループは
シリコンのマッシュバンドを使っています
唯一ここがブランドロゴ入り
気に入らなければ取ってもらって
違う何かに使ってくださいw
あ、⑤と言いますか素材なのですが
これも重要ですね。
僕はキャップに防水性は求めません、
レインのフードを被ればいいし
キャップのつばに雨が染み込んでそれが
後ろに周りこむこともない
蒸れが重要ですが
メッシュにするのはちょっと、、
風合いは好きだけどコットンはさずがに、、
そこで選んだのがシャツライトに使用している素材
このナイロンが厚み、通気感、軽さ
とてもバランスが良く
試しに試作したらとても良い!
軽さ、通気性、見た目
どれかに突出させるのではなくバランス重視
いや、結局見た目なのかな、、
でも見た目は大事!
機能だけの頭でっかちも良くないし
アイテムによって何を優先させるのか?
その辺はその都度バランスを見ながらねw
それと意外に大事な汗止め
トリコットを使用しているので
ある程度の汗は吸収してくれます
この辺のアイデアは生産をしてくれる
アクシーズの柳谷さんのアイデアを元にしています
被り物の知識はさすがです
山向けキャップがたくさんある中で
僕らが何を目的に作るのか?
一見なんの変哲もないただのキャップなのですが
変哲のない中でどれだけ作り込めたのか?
簡単なアイテムでも奥が深い
そう言えばそれっぽく聞こえるけど
あ、売れるしキャップでも作るか!
そんな安易な考えではないことだけは
理解していてもらいたいのです
たかがキャップされどキャップ
全てが作れる様になった今だからこそ
このキャップになったのだと思います。
そんなハイカーズキャップを
どうぞよろしくお願いします。
価格
¥6,270
フリーサイズ
56〜66cm
(誤差あり)
重量
61g
(マッシュバンド込み)
素材
ナイロン100%
カラー
(上から)
ブラック
タン
マスタード
マウンテンレッド
インディゴ
日本製
]]>
Neo Wool Shirt-Lite
http://bluebottle.exblog.jp/32970711/
2023-03-20T13:52:00+09:00
2023-03-20T14:05:33+09:00
2023-03-20T13:52:38+09:00
mountainneberland
商品
ネオウールシャツライト
軽いウールシャツを作りました。
Neo Wool Shirtを作ったのが5年前
それまでのウールシャツは生地は厚くデザインも
ワークシャツのようなものが多く、もっと着やすいものが欲しくて
ストレッチの効いたウール素材を使い作りました。
とても良いものが出来たと思いますし
嬉しいことに毎年作れる人気商品にもなりました。
機能はもちろんですがデザインも素材も
気に入っているので不満はありません。
不満はないのに、どうして新しくウールシャツを作るのか?
僕らが新しいアイテムを作るきっかけと言いますか
作る理由にはザクっと2パターンありまして
一つ目は
「あったら良いな」
これは思いつこうとしても無理でして、、
ちょっとした不満やこんなの面白いとか
ある時ふと思いついたアイデアを形にする方法
でも、考えて出てくる様な簡単なものでもなく、、
通常年1、2回、だから新型も年数個程度、、
そんな運任せの様なことが出来るのは
展示会ベースでものづくりをしない
(他者に影響されない)
僕らが自らミシンを踏む生産者であるから
作り手だからできること
普通にデザインだけする企業であれば
呑気にアイデアを待つなんて無理ですよね?
時間や前年比などに捉われることなく
ものづくりが出来るので
当たり前の売れ筋ベーシックラインナップではないものが作れる
そんな少し変わったBluebottleのアイテムを
皆さん楽しみにしてくれているのだと
勝手に自己分析
しかし、他にないのはアイデアの問題なのか
需要の問題なのかは販売するまでわからない、、
毎回不安との戦い
僕らの商品は毎回そんな感じでギャンブルの様、、
そして二つ目
それは「素材」
これは世間一般的と言いますか、
素材メーカーの展示会などで新しい素材を見て
それを使い新しい製品を作る
一般的ではあるのですが
これも結構エキサイティングなところがあって
良い素材に出会えると
デザイナーとしてどう料理したら面白いか?
脳みそフル回転
とても楽しいのですが素材に振り回されない様に気をつけないと
そしてそんな良い素材はライバルも多いわけなのです。
サンプルまで作ったら
近いしいものが他社から出ているなんてことも多々あります
素材ありきですから仕方ない。
ちなみに僕は素材メーカーの展示会には殆ど行きません
素晴らしい素材を見て
色々とアイデアが湧くのは楽しいのですが
いつの間にかお腹いっぱいになってしまい
何を作って良いのかわからなくなってしまうのです、、
企業にいた時の様に
アイデアをとりあえず形にしてみる
そんなものづくりは出来るだけやりたくないのです。
この辺は理解してもらえないと思うのですが
とりあえずサンプルを作る
安易なものづくりはやりたくないのです。
で、、話が長くなりましたが
今回のものづくりは
一つ目と二つ目の良いとこ取り?
(二つ目強めかなぁ?)
ネオウールシャツはお気に入りだけど
気に入っているが故に
もう少し違ったウールシャツがあっても良いのになぁ
そんな事を思い続けていました
そんなある時
素材メーカーの担当者から見せてもらったのが今回の素材
アウトドア製品では
厚手のウールシャツは昔からあるのですが
薄手のウール生地はあまり見かけない
答えは簡単
薄くなれば強度は落ちるから
(ちなみにウールの織物は糸が細くなるほど高くなります)
当初はそんなこともあり
わざわざ高いウール生地を使って作る意味があるのか
自分でも疑問でした。
見え方は良くても薄いウールは大丈夫なのか?
その弱点を補ったのが今回使用するコンバットウールなのです
薄い分ナイロンを入れて強度を増しているのだけど
そのナイロンがただのナイロンではなく
摩擦強度に優れた CORDURAナイロンなのです。
(通常のナイロン約4倍の強度)
CORDURA
アウトドアでは定番の素材ですね!
色々な製品にここぞとばかりに
CODURAのタグが付いていると思うのですが
そのCORDURA
安心と信頼のCORDURAナイロン
正直あまりCORDURAナイロンは好きではないいのですが
それはあのハードな見た目であったり
製品に対するオーバースペックがただの
セールストークになってるケースも多く
ここぞとばかりの主張するCORDURAタグなど、、
間違いなくCORDURAはアピール度は高いけど
(あの織りネームはつけませんので!)
今回はそのハードさはゼロです。
あくまでも裏方に徹してもらっています
僕も初めてみた時はコットン?
それほどサラッとした見た目です。
ネオウールシャツはウール特有の毛羽立ちがあり
それが暖かさや風合いでもあるのです
今回のウールシャツライトは
ウール特有の毛羽たちはほとんどなく
とても上品な見た目です
これはこの生地を作った瀧定がスーツ地を多く
手がけて来たからだと思うのです
このスーツ地の様な上品な感じ
ウール素材とのギャップがとても面白いです
実際に洗濯にしたりシワになりにくい特性は
スーツスペックだそうです。
ちなみに目付けは
ネオウールシャツ 276g/m2
ウールシャツライト 176g/m2
製品にするとSサイズで
ネオウール426g
ハイカーズシャツ263g
ウールシャツライト300g
ウールなのですがネオウールシャツのような
ウール特有の暖かさは抑え気味
一見、一着?羽織った感じはコットンシャツの様な感じです
とは言え上に一枚羽織るとコットンより暖かい
風が抜ける感じも適度にあって蒸れる感じはありません
それでいてウールの良さでもある臭いには強い
Tシャツと違いシャツを着て汗だくになる人は少ないと思いますが
臭わないに越したことないですよね?
それに何より家庭で洗濯できる手軽さが魅力
洗濯の後に普通に干せば
アイロンをかける様なシワになりません
いつも言いますが洗濯機で洗えるのは重要ですよね!
(*洗濯後すぐに干さないとシワになります)
型崩れもしません
買うときだけシュッとして
洗濯したら全然違うものになる製品も多いですが
これはそんなことありません
ストレッチも2wayではありますが伸びてくれるので
窮屈な感じはありません
デザインはネオウールシャツと基本的には同じ
特徴はもちろんバンドカラー
(最近は山用で増えましたね、、)
ポケットの付け方は少し変えています。
そうすることで軽量化
ボタンは脱ぎ着し易いプランサー
(これも本当増えましたね)
色々書きましたが山から町まで
とても使い易いウールシャツが出来ました。
価格
¥16,500(税込)
色
ペブルグレー(ライトグレー)
エボニーグレー(ダークグレー)
マホガニーブラウン
素材
メリノウール53%
ナイロン29%
ポリエステル14%
ポリウレタン4%
サイズ
XS~L
重量
300g(Sサイズ)
]]>
2023今までとこれから
http://bluebottle.exblog.jp/32957067/
2023-03-01T17:05:00+09:00
2023-03-01T17:05:36+09:00
2023-03-01T17:05:36+09:00
mountainneberland
その他
商品以外のことは書かなくなってしまいましたが
10年という節目でもあり
これまでのことやこれからのことを
ガレージブランドの歩み的な事にも触れつつ
書いてみようと思います。
ちなみにあっちのブログとは
noteで有料と言う方法でやっています。
情報を垂れ流すのではない
興味ある方に向けたブログです。
別にお小遣いがほしいとかではなく
そんな不便な方法も面白いと思い書いてますので
興味ある方はどうぞ
note
開業は2012年秋
初めて販売会をしたのが2013年春
どちらを10周年にするか迷いますね。
入籍と結婚式の違いみたい?
ちなみに僕は入籍から一年近く経って結婚式をしましたが
どちらも思い出すことができたなら
何となくお祝いします。
で、今年が結婚式にあたる方の10周年。
10年も経つと色々と薄くなってきてしまう
初心忘れるべからず
なので今より薄くなる前に
そして
これからのことも、自分の頭を整理するためにも
書いてみようと思います
まぁブログを見ればある程度わかるのですが
過去の自分が書いたことを読み返すのは
くすぐったいのでやめておきます。
初めに言っておきたいのは
過去の話をして新しいガレージブランドに
マウントを取りたいわけではないし
過去の栄光や自慢をしたいわけでもありません。
(ん?僕らの過去に栄光はないな、、)
過去があるから今がある
僕らや、僕らより前の人、後の人、
お客さん
このシーンに関わる全ての人たちで
作り上げてきたと思うのです
そんな話を踏まえつつ
最近は言葉だけが一人歩きしてしまった
アウトドアガレージブランドやULなどについて話ていきたいと思います
(最近ULとしか言われないけどULだとただ荷物が軽いだけ
僕らが言うULとはウルトラライトハイキングでして、、
その辺の詳細は土屋さんの著書をどうぞ)
で、ここからは
僕なりの解釈で書いていきたいと思います。
(多少違っていても僕の解釈なので許してね)
まず10数年前
ガレージブランドなんて言葉が出る前の話しから
インスタが無く
ミクシーやブログがメインの時代
SNSはフェイスブックくらいかな。
ギア関連の情報は個人のブログかショップでしか
知ることができませんでした
僕は店員さんと話すのが苦手だから
もっぱらネットサーフィン
仕事の合間の暇な時間は
ULギアや写真のブログばかり見ていました
当時としては
ジンダイジマウンテンワークスのジャキさん
リッジのクロちゃん
タケミチさん
オソンさんやカントク
etc
最近のインスタは
人気アイテムやらレアアイテム?を載せて
これ使ってるぜオレ
こんなもん買ったぜ的な?
ギアアディクトとは違う見せたがりが多いけど
でもそんな人のおかげで商品が売れてくれたりするから大事◎
昔から僕らのお客さんは他のブランドに比べると
自慢するような方が少ない気がしていて
(自慢するようなアイテムじゃないのかも、、)
それが逆に好感度として
他のお客さんを呼んでいる?そんな気がするのです
イベントなどでもそんなことも良く言われますw
人と被らないのが良いとか
僕としてはなかなか複雑でして、、
別にマニアックを目指している訳でもなく
ザックなんかはどうしても生産数に限りがあるから
そうなってしまうのかもですが、、
有名でも無名でも嫌でして
困ったものですね、、
インスタの🔍に出てくる良い感じの写真が
他ブランドの紹介だったりすると
ジェラシーというか、いいなぁなんて、、
今でも十分なんですけどね、、
隣の芝生はいつだって青々しているのです
欲深いですね、、
で、当時はこんな道具をこんなことに使ってみたとか
こんなもので代用できるとか
用途的?アイデア的見せたがりが多かったし
写真も下手くそで雑だけどそれが生々しくて
おもしろかったんですよねw
こんなこと言うのも
過去でマウントとってる感じで嫌ですね、、
昔はこうだったおじさん、、
今と違ってSNSもデジカメも発展途上で雑だったww
たくさんの方達がブログで色々と書いてくれて
その情報をもとに
自分で色々と試してみたりした物です
これより前の人たちもいるのですが
何だか、自分が広めたみたいな感じで
当時は僕らのことを小馬鹿にした感じで書かれたりw
道具なんて軽い方が良いわけで
遅かれ早かれ
良いものはいずれ広まる
そんな人たちがいなくても
今に繋がるわけですからここでは触れません。
ただブログコミュニティーがなければ
今の様なカルチャーとしてのULでは無く
キャンプ系ブランドのように
一過性に終わっていたような気がします
当時ガレージブランドは
山と道とローカスギア
この二つの勢いがすごかった様な
それにガレージとは違うのかもしれないけど
アクシーズクインやパーゴワークスなんかは
もっと広い視野?で展開していたのかな?
アクシーズは今もそうだけど当時から尖った商品で
そんなものを日本のブランドがやっているなんて
驚いたものです。
そんな尖ったアイテムを作っているからこそブルーボトルの商品を
アクシーズで生産してもらえないかお願いしたのですww
その他にも先駆者ブランドがありましたが
本業にしていなかったり、無くなってしまったり
なのであえて触れません
僕らとワンダーラスト、オガワンドがほぼ同じ時期に
スタートしたのかな?
でもファブスの二人の方が色々と前から動いていたのかな
「様な」と書いているのは
僕が遠くから見たイメージだけなので
正しいかどうかは、、
でも間違いなく
ガレージブランドが出てきたメインストリームは
ハイカーズデポ主催のイベントだったと思います。
山と道やオガワンドやアンドワンダーなんかも
その辺のイベントに参加していた様な
ULというカルチャーの中で
間違いなく重要なきっかけを作ったのは
ハイカーズデポの土屋さん
それに勢いをつけたのは
moonlightgearの千代田さんと小峰さん
まぁこの辺の話しをすると長いし
僕の知っている内容だけだと勘違いなども多いから
やめておきます。
何が言いたいかというと
ハイカーズデポを中心に
産まれ始めたのがガレージブランドだと思うのです
アメリカのギアの話やらトレイルなど
そんなことに影響された人たちが作り上げたもの
この辺のコアな人たちは当時上野にあった店、、
名前が思い出せない、、
そこの常連さん?
土屋さんもそこの店員さんだったはず。
僕もたまに買い物に行ってましたが
GOLITE やZpacksやらゴッサマ、インテグラル、テラノバetc
他にも見たこともない商品が置いてあり
面白かったのを覚えています
キューベンには本当驚いたな〜
そんな当時のアメリカのガーレージブランドは
無くなってしまったものも多いなぁ〜
よく今はなきブランドで
あれはよかったな〜
名作だったなぁ〜
って呟いてマウント取るオジサンもいるけど
あれも気をつけないとなw
売り方を間違ったパターンもあるど
基本的に売れないからディスコンや廃業になるわけですからね!
ちなみにこの頃の僕はULなんて知らないし
ザックはミレーだし
ウエアも厚いゴアのジャケットを着てました
あ!思い出したODBOXだ!!
そうそう!
渋谷にもあって、当時僕はアバハウスにいて
会社が代官山だったので
帰りがけに寄って色々見てたの思い出した!!
あん時は辛かったなww
まさか自分がこんなことするなんて1ミリも
思っていなかったww
山登りはただの趣味でした。
で、デポができた当時の僕たちはと言うとそんなのを横目に見つつ
団体行動やコミュニティが苦手なので参加できる勇気もないww
話しが前後するけどそもそも僕がULということを明確に認識したのは
BEPALに載っていたハイカーズデポオープンとULについての記事
それまでは何となく程度
住まいが西荻でしたので
BEPALに載っていた
三鷹にできた新しいアウトドアショップということで
休日に遊びに行ったんですよ!
確か当時もiphoneだったと思うけど地図アプリが微妙で
少し迷った様な、、
プラのフォークを買って帰ったのを覚えています。
つまりは
ハイカーズデポをきっかけに
ガレージブランドが現れて
彼らはそのコミュニティーのつながりで
一つの勢力として存在し、イベントをやっていた様な
(デポ以前からある様ですが世間に認知されると言う意味で)
その頃僕らはというと
2009年かな?
ファッションと言うカテゴリーの中で
オリジナルブランドを夫婦でやろうとして
アトリブルーボトルと言う名前で商標をとり
roomsと言う当時は日本で一番おしゃれな展示会に応募したのです
当時はデザインだけして生産は知り合いの職人さんにしてもらう
ま、普通のやり方のブランドビジネスを予定していました。
その時のバッグ↑
これはリナさんデザインのメンズボストン
馬革だったかな、細かなデザインも面白いけど
出来上がったバッグに後からスプレーして
一点ものの様にして
なかなかロック!
そしてこれは僕の↓
ウィメンズバッグ
素上げのシープに職人泣かせのはぎ
引き手は真鍮の線を一つづつ手で巻いてましたww
パイピングの雰囲気を出すのにも一苦労
今考えると生産は職人さんに任せるけど
最後は自分の手で味付けをする
今に繋がる行動だったのか、、!
今見ても両方ともかわいいと思いません?
元々僕はレディースのデザイナーで
リナさんはメンズ
男女逆でしてその辺の感覚は面白いところなのかなぁww
しかしながら、、
審査を通らず落選、、
(見る目がないね〜)
逆に当選していたら今はなかっただろうなww
再度応募するか悩んでいた時期に
長女の妊娠が発覚!
そこで独立の夢は一旦保留になりました。
2011年に長女が産まれ
その翌月に東日本大震災
日々流れる震災の映像を見ながら
デザイン、絵だけ書いてお金をもらう自分達に
虚しさを感じ、、
もう一度自分達で独立することを考えるようになりました
だけど、今までのように
デザインして、展示会して、工場で生産して、
おしゃれなお店に置いてもらうのではない、
誰かの評価ではない
何かもっと地に足をつけて
一生をかけて続けられる様なことをしたい
それが今のatelierBluebottleとなりました
僕らの趣味だった山登り
その道具を自分達で作る
ハイカーズデポの周りで起きていたことは
ネットを通じて何となくは知っていたけど
そのコミュニティに入るのではなく
僕らは誰の手も借りず
一からやりたかったのです
むしろ、あっちの華やかな感じには
追いつけないと思っていて
世界の端っこで商売していこうくらいにしか
思っていませんでした
だから雑司ヶ谷の手作り市が初めての出店
周りは陶器や布の小物、木の器やアクセサリー
アウトドアブランドなんてありませんw
ちなみにEYLのイケちゃんとは
手創り市でブースが目の前で仲良くなったり
その他にも
ベアベルを作ってくれているlibの白井さんや
たくさんの人たちと出会うことができたり
今となってはいい思い出ですww
1回目は静岡の手創り市だったかなぁ?
03Rを作ってくれいるワカちゃんと一緒に出店
初日の搬入の時間間違えて怒られたなぁ、、
寝坊とかじゃなく勘違い、、
そんなに怒らなくても良いじゃんて思ったの覚えてますw
もう作らなくなったメッセンジャーも
今見たらかっこいいww
ワカちゃんのメッセンジャーとかザックとすごいかっこいいのに
本人があまり気乗りしないのか
進めないんだよな〜
まぁ僕としては
ワカちゃんのmarumeが売れて
うちの商品を作ってくれなくなったら一大事だから
これはこれで良いのか?
初めは全然売れないし
高いとか馬鹿にされたりww
高いと言うおじさんに
石井スポーツ行ってくださいって言ってやったりw
会社勤めじゃないから
自分の失言が会社に影響しない
だから言いたいこと言える
売りたくない人に無理やり売らなくても良い商売
なんて清々しいことかとww
何度も出るうちに
少しずつ売れる様になってきて
と言っても一日2、3万ww
ザックの受注は1本入れば良い方でしたね。
そのうち何かで知った人が買いに来てくれるようになったり
本当に一歩一歩、少しづつ手応えを感じれたのです
今でも覚えてるけど
青森に帰る夜行バスの前にたまたま手創り市に寄ったおばさんが
サコッシュ気に入って買ってくれたんですよ
本入れるのにちょうどいいってw
あの時は山じゃないのかよ!って思ったけど
色々話して買ってくれるなんて
商売の基本と言うか、そんな体験できたのは良い経験ww
偶然山で出会ったブロガーのマサさんに紹介してもらったり
それにインスタが出回り初めて情報も広まりやすくなったのも追い風
当時はカングーに乗っていたので
カングージャンボリーにも出店したな〜
そこで知り合いになったお客さんは
今でもたまにイベントに遊びに来てくれたりww
そんな手作り市から始めたので
デポ系の流れではない変化球の様な登場のしかたでしたので
お前ら誰やねん的な感じ、、
だから初めはデポ系の人たちから
色々言われたものですww
当時は誰も知り合いは居ないし
孤独な戦いでしたww
あ、デポ系と言っても土屋さんは当時から僕らに親切で
オフグリで初めて会った時は何を言われるか
ドキドキでしたがすごい褒めてくれたのを覚えていますww
今でもお店は隣の駅だし良い関係を築かせてもらっています
当初はデポに置いてもらうことが
認知される一番の近道の様な?
デポに置いてないとギアブランドとして
認められない感じ?だったから
お店に置いてもらえないか考えることもあったけど
グッとこらえて地道に手売りww
今となってはこれでよかったと思っています。
(認知されるまでかなり時間はかかりましけど)
自分達の手でどうにかしたい
もちろんそれが主な考え方ではあったけど
どうもなじめなかったのが
アメリカ至上主義的?
MADE IN USA
アメカジ大好き
この流れ
ファッションもそうなのだけど
特に今の50代?
アメカジブーム全盛の時代?
10代の多感な時期がそうだと仕方ないのは重々承知しています
まぁ僕の10代もそうではあったし
今でもアメリカ製やイギリス製に惹かれたり
消費者側にいたならかなりそうだったかもしれない
でも自分がデザイナーとして
自分がデザインしたものを売る立場になったときに
初めて感じたのです、海外と言う高い壁を
デザインよりもアメリカ、いや海外ブランドであること
MADE IN USA、ITALY、ENGLAND、であることが先で
評価基準は実際のところデザインは二の次じゃないかと、、
それで本当に良いのか?
いつまでも憧れを追うのではなく
もっと自分の考えで選んでみたらどうなのか?
ギャルソンとかイッセイとかとは
もちろんあったけど
ちょっと個性的と言うか、、
そう言うのと違うんだよなぁ
その辺のブランドって高いし結局買うのは年配だし、、
普通に着れない感じ?
パリコレも飛び道具的な、、
軌を狙わない日本のブランドが出てきたのが
20年くらい前でしょうか?
GREEN(現ハイク)やサカイやらヤエカ
ズッカなどのエイネット系やら
WJKやらアタッチメントやらエヌハリウッドやら
他にもたくさんあるけど長らくファッションの世界から
離れているので名前が出てこない、、
それってすごいことだった様な記憶があります
ドメスティックブランドでもすごいものがある!
そんなことを実感していたので
なんて言うかアメリカの真似をしても意味がない
その流れではあることは事実だけど
日本の山に合わせたULをやりたい
アメリカのULブランドとは違うことをしたかったのです
だから素材も日本の狭いトレイルに合わせたX-PACを選んだし
平坦な道が多いロングトレイル向けのウエストパッドは外し
華奢な日本人向けにショルダーを広く厚くしたし
作りもそう
ガレージ=荒い
そんなことではなく既製品、工場製品より
丁寧に作りたかった。
少々雑なのが良いんだよ!
それがアメリカ製なんだよ!!
そんなクソくらえと思ってました。
今もみんな知り合いの様な狭い世界だけど
当初のガレージコミュニティは今よりもっと狭い世界でしたので
噂がすぐ耳に入るんですよww
面白がってわざと嫌な情報を伝えてくるやつもいたなぁ、、
そんな中、転機となったのはoffthegrid
たぶんあれが初めて日本のガレージブランドが
一同に集まるイベントだったと思う
このイベントのおかげで僕らのブランドやガレージブランド全体の認知度が
一気に上がったのだと思います
出店の声をかけてくれたのは
ムーライトの千代田さんとパーゴワークスの斉藤さん
昔からこの二人は僕らに優しかったんだよな〜ww
今でも思い出す
搬入の時間
知り合いはripaのヒロエクンだけww
他の出店者たちは皆んな仲良しそうで楽しそう
僕らにあいさつしてくれたのは
当時ローカスにいたジャキさんだけだったな〜ww
もちろん無視されるとかではないけど、、
なんというかアウェー感満載ww
新参者ですから
他の出店者にあいさつしに行ったのですが、、、
この時僕は心に固く誓ったのです!!
もう2度と自分からは挨拶はしないとww
その代わりに
僕のところに挨拶に来てくれたら最大の笑顔で話をしようとww
その誓いの結果
NRUCのウッドさんとmikikurotaの三木夫妻とは仲良くなりましたw
まぁそんなことはどうでも良いのですが
オフグリから後は
自分でも恐ろしいくらいに
色んな人たちと出会い
色々なことが進んで行ったのです。
今では数ブランドが集まっての合同展なんて当たり前だけど
吉祥寺で開催したform follows fieldが初めてだったと思う
(俺が初めてやったおじさんも気をつけないと、、)
お店でやってお店の集客力を利用すれば
お客さんも来てくれるから売上の目処も立つ
でも全て自分達で完結したいから
ギャラリーを借りて
告知も自分達だけw
フォロワーだって300人くらいだった思うw
torayaの浦壁さんやwelldoneのイノッチは
ヒロエンくんから連絡先聞いて
(ヒロエクンは顔と態度だけは広いんだよな〜)
初めましてアトリエブルーボトルです!
イベントやるので一緒に出てもらえませんか?
そんなメールしましたからww
あ、ripaのヒロエクンは文化服装学院の同じ科卒ではあるけれど
だいぶ離れていて接点なし
ある時別の後輩つながりで連絡きたのかな?
新宿のしょんべん横丁で初めて会ったの覚えてます
あの時は若くて可愛かったのになぁ〜
ちなみPAC-Liteを作ってくれているシゲオ君は
ヒロエクンの一つ下の学年
シゲオくんは社員も増えて頑張ってるw
あ、ヒロエクンもお店作ったりして頑張ってるかww
話はそれましたが
ま、こん感じで僕らは地道にやってきたのです。
最近になって知り合う人たちから
ガレージとかアウトドア流行ってますもんね!
そう言われますけど
間違いなくこの流れを作ったのは
デポの土屋さんだったり
山と道だったり
それに続く僕たち皆んなで頑張って来たからだと思うのです!
思い返すと潮目が明らかに変わったのは
オフグリの2回目くらいからでしょうか?
1回目のオフグリは山好きや
コアなULハイカーがメイン
奥多摩行って帰りがけに寄ったお客さんも多かったな
そんなお客さんに混じって
ここは神南?表参道?
そんなおしゃれな人たちも訪れる様に
それにRawllowが出店したのもこの時だったかな?
今までの個人生産のガレージとは違い
ガレージのマインドはそのままに量産品としての商品を展開した
のがロウロウの凄いところ
最初は一緒にされたくないと思っていたけど
りょうたろうさんと、足立社長のお二人のやり方のおかげで
ガレージブランドがより沢山の人たちに知られる様になったと思います。
このお二人とはバックグラウンドと言うか経歴が
同じなので共通点もたくさんw
ロウロウみたいなのもあって僕らみたいなのもある
それで良いのです◎
それに
NRUCやmikikurotaやridgeが加わり
勢いが増して行ったと思います。
以前も話したけどオフグリには出ません
子供から入場料とったり
大手がセール品やB品売ったり
僕は主催でもなんでもないから偉そうなこと言えないけど
当初のマインドからどんどん離れて行ってる気がします
良い方向へ進化する変化ではなく悪い方の進化?
最後に出店した時は
これって山で着れますか?
そんな質問されたりね、、
一体なんのイベントよww
ま、それでもオフグリは間違いなく凄いですよ。
それとは別の流れと言いますか
ミニマライトの羽ちゃん主催の京都ギアパーティーみたいに
東京だけでなく他の地域でもイベントが開催される様になったのも大きいですね。
山だけではなく自転車などのカルチャーも合わさったり
とにかく色々なブランドが協力して作り上げて行った
だから一過性ではないカルチャーになったのだと思います
雑誌やメディアは完全に後追い
当時はULのことを小馬鹿にした様な感じで書いてたし
ガレージブランドも飛び道具の様な扱いでの紹介
あまりにもひどいから、うちはそんなブランドじゃないって文句言ったこともw
それがいつしか雑誌では当たり前の存在になっていきました。
でも、認知度が上がるにつれて
大衆化?
なんでxpacを使うのか、何でキューベンなのか
何でその形になったのか
理由なんて関係ない物が溢れ
僕らはもう一度自分たちのこと
ブランドとしてのロジックを発信する必要が出て来ました、、
高尾JAMのように
自分達の手を動かし、アイテムを作るブランドと
一緒にイベントをしたり
ガレージはこう言うもんだ!みたいな感じの発信をしたり
少しだけ偉そうな事を言わせてもらうと
すでにあるものを作ることがMYOGの面白さではないと思います
もちろん初めて自分で作るポーチなんかは
感動すると思うし
その初めて作った時の気持ちはとっても大切にすべき
そこからガレージブランドとして名乗るなら
自分にしかないアイデアを形にしてほしいのです。
サコッシュや簡単な財布作って
ちょっと売れて
ロゴTシャツやキャップばかり
そんなことじゃない
もっと面白い、嫉妬してしまうようなものが見たい
とは言え残念ながらバックパックやサコッシュは飽和状態
これから新しい形を作り上げるのは大変だと思います
まぁ僕はプロとしてデザインし続けたので
まだできる自信はありますけどねww
いつでもブルーボトルを10億で売って
新しい何かをする準備はできているww
一つの面白いものはできるかもしれない
でもそれを2つ3つと続けて出せなければ
ブランドとして商売としてはどうなのか?
う〜ん
僕の考えは古臭いのかもしれない、、
ま、本人が良ければそれでも良いのかww
完璧な一つで商売できるなんて最高だな
でもいつまでも過去のヒットソングを
紅白で歌わせられるのは辛いよな、、
商売ならそれで良いけど
アーティストって言われるならなぁ、、
やっぱりヒッキーはすごいなww
どうでも良いですね、、
僕としては尖った新しいブランドがどんどん出てきて
もっと尖ったカルチャーになれば良いなぁとか
新陳代謝と言うか
新しいものが出てこないと
どんどんつまらないものになってしまいそうな、、
いつの間にかこんな偉そうな事を書いても許される?
そんな立ち位置になってしまった?
そんなことはどうでも良いか、、
所詮僕らはただのガレージブランド。
大切なのは他人が何て思おうが
僕らは変わらず同じことをするだけ
わかってくれる人に向けてアイテムを作ればいい
今までのお客さんのためにも
これからのお客さんのためにも
変わらずに同じことをする
ベーシックなものなんて大手に任せればいい
ベーシックな物を少しイジって作るなんて当たり前すぎてつまらない
僕はデザインだけする仕事が嫌になって
ミシンを踏むことを選んだけど
結局、、
デザインすることが大好きなんでんす、、
(なんの告白だよww)
専門学校時代からとにかく人と違うもの
自分のデザインを作り出したい!
ゼロからのデザインなんて無いのは重々承知してるけど
なんとかそれを目指したい
社会人になってもそれは変わらず
だからこそ売れるものと自分が作りたいもので
悩んで悩んで
自分が正しいと思うことを実現したくて
独立したわけですからね。
悩んで悩んで絞り出したり
頭の中で考え続けることが好きなのだと思います。
大きなブランドには真似できない
小手先の見せ方ではないアイテムを作る
売れるかわからないけど大事なのは自分が作りたいかどうか
それに何より重要なのはデザインだけするのではなく
自分でミシンを踏むこと
工場生産には無い作り方だったり、
自分で作るからからこそできるアイテムがある
それがガレージブランドだぜ!
そんな感じ
以前も書きましたが
atelierBluebottleが他のブランドと何が違うのか?
うちのザックは何が違うのか?
デザイン?
機能?
縫製?
それは僕がミシンを踏んでいること
自分で作りきれないものは
スタッフや友人の職人に作ってもらう
僕の目のと届く範囲の物作り
工場に出すアパレルは増えたかもしれないけど
atelierBluebottleはバックパックのブランドです
いつもそんなことばかり言ってるじゃん!
そう思われる方も多いかもしれませんが
あまりにも商業ベースなブランドが多く
自分達で作ってる風でそうでなかったり
良いことばかり伝えて売るだけ
もちろん商売だから否定なんてするつもりはありません
でもそんなことで本当にいいのか?
僕らは売上だけが欲しわけじゃない
スタッフも増えたからある程度は必要だし
作りたい素材やロットを消化できるだけの数は作りたい
でもそれだけじゃない
山を歩いて気づいたことや感じたこと
それを元に必要だと思ったものを作る
脳内会議を繰り返しアイデアを振り絞り
みんなに使ってほしいものを形にしたい
そんな思いで日々ミシンを踏んだり
デザインを考えたりしているのです
売れるから作るは
インハウスデザイナー時代に散々やりました
その虚しさを身に染みて感じたからこそ
誰かに合わせるのではない
僕らが作ったものに合わせてもらう
必ず必要としてくれている人がいるはずだから
最近よく考えることがあります。
夫婦二人で始めた時に比べたら大きくなりました
スタッフも増えました
ブランドを大きくすること、お店を作ったり
成長し続けることが正義だと思い
前に進んできましたが
終わりのないものに頑張り続けるのは
少々疲れてしまいました、、
欲は尽きないから、、
だからこれからは
そのラインから少々離れてみようと思います
地に足をつけてとは良く言いますが
自分が今何をしてどこにいるのか
ちゃんと分かる場所にいたいのです。
なので僕らはこれ以上頑張らないことにしますww
上に伸びのはこの辺にしておき
根っこを伸ばす?
スタッフや僕らに関わる人が
これまで以上にハッピーでいられる様に
もの作りをする人が正当に評価される。
作る人売る人買う人
誰が偉いとかじゃないフラットな世界
初めは小さな範囲かもしれないけど
そんな事を少しづつ広げていきたいと思います
はじめてから10年経ちますが
そんなことは目標でも何でもない
面白いものが作れる以上は続けていきます
色々書いたけど不平不満は
昔みたいになくて
それはそれでつまらないものでして、、
だって怒りって全ての原動力だと思いません?
でもまぁそれで良いかww
そんなこんなで一応現状というか
これまでの流れを踏まえつつこれからのことを
書いてみましたww
色々と散らかってしまい
何が言いたいか自分でもよくわかりません、、
う〜ん
これからも応援よろしくおねがしますねw
毎年営業最終日に撮る記念写真
いつもは表に出しませんが特別にww
10年前の作業部屋
]]>
Sail Cloth
http://bluebottle.exblog.jp/32905897/
2022-12-22T13:36:00+09:00
2022-12-22T13:51:09+09:00
2022-12-22T13:36:52+09:00
mountainneberland
商品
PAC-01/PAC-S/PAC-Lite
作りました
新しい素材にPrecision Nylon PN150を使います。
別名Sail Cloth又はSpinnaker Cloth
どちらも同じだけど僕らはセイルクロスと呼びたいと思います。
僕たちは長い間X-PACを使い続けてきました
今では当たり前の素材
X-PAC
当時ULギアの主流であったシルナイロンやキューベンは
道が狭い日本の山で背負うには枝や岩などで
擦れたり破けたりすることがあり
僕らが作るなら物としてもう少し丈夫で日本の山にあった
そんな道具を作りたかった。
そこで軽さ、強度、素材としてのバランスも良い
X-PACを選んだのです
それに全てX-PACで作られたバックパックがなかったし
オリジナリティー含めオールX-PACで作ることにしました。
だからこの10年ザックには
ほぼX-PACしか使って来ませんでしたが
昨年、新しい素材としてHDPEを使った
PAC-LiteとPAC-SGを作りました。
HDPEを使ったのは生地としてのバランスの良さ、
10年前に何度か使ったことがあり、それなりの実績も。
それと一時期X-PACが入荷してこなくなってしまい
そのリスクヘッジとしての要素もあったのです。
でも今回セイルクロスを使った理由はリスクヘッジと少し違うかな
僕にこの生地を薦めてくれたメーカー担当者のおかげ
インダストリアル・サプライヤーの大沼さん
会社のHPの最初にはこう書かれています
「ニッチな市場に最先端の技術を提供しつづつけます」
初めはなんだか胡散臭い?そんなことを思ってしまったけど
もしかしたら本当にそなのかもしれない。
初めて連絡をもらったのは随分前な気がします
そして初めは返信すらしていないかも
無視するつもりはないのですが
どう返信しようか色々考えていたら
時間が経ちすぎて、、
そんなことがしょっちゅうですww
お店の取り扱いやら素材やら売り込みが
それなりにあり
全てに応える時間が、、
僕はサラッとメールを書けないタイプの人間でして、、
失礼がないか、気持ちが伝わるか、
などなど色々考えてしまうからメールが苦手、、
だから新規のやりとりやお客さんなど僕がメールを書くことは
今はありません、、
大沼さんの話に戻りますが
元々ヌルクのウッドさんから
話は聞いており、一緒にX-PACでオリジナルカラーを出そう
そんな話をしたりする中で大沼さんから再度連絡をもらいました
僕としては今ある取引先を大事にしたいので
少し安いからと言って取引をするつもりはありませんでした
が、、
メールの返信を任せているので
りなさんが会社に伺うアポを勝手に取ってしまい、、
あ、オレはいいや
は?
みたいなやりとりが続き
結局は僕も行くことになり、、
浜松町にあるインダストリアルデザインへお伺いすることに
そこで初めて大沼さんとご対面。
もう、、
人柄にやられてしまいましたww
大沼さんはうちみたいな小さい会社でも
とても親切に対応してくれる
山形出身の独特なイントネーションが相まってw
そんなことはどうでも良いのかもしれませんが
大沼さんが話してくれる生地の説明に
僕はとても興味をそそられたわけなのです
インスタにも書きましたが
インダストリアルはヨットの部材を輸入する商社でもあり
その一環でヨットの帆に使用する
セイルクロスも取り扱っており
そのメーカーがX-PACを作る
dimension poliyant社なのです
dp社はdimensionとpoliyantに分かれており
X-pacを作るのはアメリカにあるdimension
セイルクロス関係を作るのがドイツにあるpolyant
これ知ってる人はあまりいないと思います
(何の役にも立ちませんがw)
だから今回はドイツのpolyantが生産する
セイルクロスを使います
「セイルクロス」
バクッと一括りに言ってますが
ヨットには主に3つの帆があり
メインセイル
ジブセイル
スピンネイカー
メインセイルはそのまま主として使うセイル
そのメインの補助的役割がジブセイル
そしてスピンネイカーは
トップスピードを出す際に使うセイル
最後の切り札な様なセイル
だからメインセイルのように厚くない
薄くて軽い
そんな生地なのです。
ヨットにまつわるストリーを
大沼さんから色々と教えてもらったことで
今までのヨットに使う生地という
単純な認識から
大きく変わりました。
X-PACはそんなセイルや気球などの特殊な技術を
アウトドア向けに転化したもの
スピンネイカークロス
これは紛れもないヨットの帆
なんだかグッときてしまいました
僕らのブランドコンセプト
form follows field
形態は野原に準じる
その元の言葉は
ルイス・サリヴァンの
form follows function
形態は機能に準じる
そんな感じでしょうか?
僕がULカルチャーを知ったのが10数年前?
2011年くらいでしょうか?
その当時はシルナイロンがメインで
そこにキューベンファイバー
(現DCF)やセイルクロスがあり
当時は割とメジャーな感じだったのを覚えています
X-PACはその付属の様な扱い
さっきも書きましたが僕もブランドスタート時は
その辺の素材を使っていましたが
日本のトレイルにはX-PACくらい丈夫で
厚い生地が適していると考え
X-PACを選んだのです。
それが今になって
セイルクロス、スピンネイカーの役割を
改めて知ったことで
この生地に挑戦してみたくなりました。
ちなみに、昔し使ったセイルクロスは
PN80で30デニールと薄く、
サコッシュくらいなら問題ないけど
ザックには不向きでした
今回使うのはPN150
70デニールですがシルナイロンより張りがあり
触った感じも厚い気がするのは気のせい?
リップストップが長方形だからそう感じる?
とにかく
普段も山でも使い続けてみたろころ
強度的にも使いやすさも問題ありませんでした
シルナイロン系だと
生地が伸びてパッキングしずらいので
今まで避けてましたがこれは伸びないので
パッキングもし易いです
使いはじはパリパリと少し音がしますが
使って行くうちに生地が馴染んでいきます
ショルダーは強度を考慮しX-PACを使用
まずは
PAC-01
PAC-S
PAC-Lite
この3型でスタートです。
素材だけの説明でだいぶ長くなってしまいましたが
Sail Cloth
とても良い素材だと思います。
*2022,12月現在
すでに京都やアトリエでの受注会では販売をしていますが
ローンチとしてまずはPAC-Liteを各取扱店舗へ
色は先行でヘザーグレーのみ
生地生産が大幅に遅れており黒は今後販売します
PAC-Lite
(Mサイズ)
¥34,000
523グラム
約30ℓ
(背面パッドなし488グラム)
底はX-PACショルダー
X-PAC VX21使用
ポケットに使用するハトメの革の補強が黒(写真下)と焦茶(写真上)が混在します
]]>
Hiker's Jersey
http://bluebottle.exblog.jp/32892881/
2022-12-05T15:46:00+09:00
2022-12-05T16:14:57+09:00
2022-12-05T15:46:17+09:00
mountainneberland
商品
POLARTEC
POWER STRETCH PROを使ったシーリズ
(仮)で山のジャージとインスタで書いたら
みんながジャージ、ジャージって言うので
もう、、ジャージで良いか、、
ではでは
「ハイカーズジャージ」
まずは開発の経緯から
もう何年でしょうか?
5年?
僕はフーディニのロッジパンツを愛用しています
軽くて暖かく肌触りも良い
3本3色もっていますが
黒とネイビーはロットぶれなのか同じLサイズなのに
丈が短く、毛玉も目立つので寝巻きです
グレーは毛玉も目立ちにくく丈も長いので
毎年よく履いています。
ポツポツ小さな穴があいても履いてますw
またフーディニからのインスパイアかよ!
そう思われてしまいそうですが、、
まぁ確かにそう言われたらそうですよね
ハイカーズパンツに次いで二つ目、、
でも真似とかそう言うことではなく
う〜ん、、
ヘビーユーザーだから仕方ない
毎日身につけるものを
もっと自分好みに改良したい
誰もがそんな動機で色々なものが
出来上がってくるのだと思うのです
アートや音楽、家電や車だってそうでしょ?
それをあたかも自分が開発したかの様に振る舞うから問題であり
女々しい商品になるのだと思うのです。
だから僕は発想の源が分かっているものであるならば
胸を張って言いたいと思います。
まぁ胸を張ったからって真似であるならば
許される話しではないですよね。
言いたいことはゼロから作る物作りはない
ロッジパンツがなかったらこの発想に至ったかどうか?
そこは隠さず言いたいし
僕としては似て非なるものを作ったつもりです。
先ほども言った様に僕は冬が来たらロッジパンツを愛用しています
ネオウールパンツと併用して洗濯しては履いてを繰り返す感じ
ロッジパンツの話を少ししますが
皆さんこれが
リラックスウエアでハイキングウエアではないと
思っている方が大勢いそうですね
お店の商品説明でもそんな感じが多いかな?
これを履いて山を歩いても何も問題ないですよ!
僕はこれはいて何度も山を歩いています。
(ネオウールパンツを出すまでは特に)
ただ、真冬は寒いですし
風を通すのでその辺は調整が必要ですね。
真冬の東京でも寒い時は寒い
そんなこともあって
もう少し暖かいパンツがあれば良いのにと
ずっと思っていたのです。
ロッジパンツの素材は
パワードライだったかな。
僕も初めは知らなかったのですが
ポーラテックのフリーズ生地は
物凄い数と種類があるのです
同じ品名でも目付け(厚み)が微妙に違っていたり
中国製、アメリカ製、イタリア製
他にもあるのかな、、
とにかく驚くほどの品番数
某スポーツブランドで
パワードライを使用したパンツをネット購入してみたら
ロッジパンツのパワードライとは
全く違う素材だったこともありました
今回の素材選びもこれだけの中から
厚みと機能性を考えてチョイスしたのです
(ほぼ厚みの違いだけでこれだけあるのです)
一応全部違う生地なんです
PWER DRY
POWER STRETCH
POWER STRECH PRO
性能と価格も上から順です
暖かく風を通しにくい
そして毛玉も出来にくく重くない
それでいて蒸れない
そして今回選んだのが
POWER STRETCH PRO
その中で一番軽いものをチョイス
軽いというのは暖かさにも比例していまして
逆に言えば
パワーストレッチプロの中で一番暖かくないものを選びました
理由としては
僕はこれをただのリラックスウエアとしてではなく
ハイキングウエアとして考えているのです。
ぬくぬく家の中でいるだけなら
もう少し厚みのあるものを選べばいい
行動中のヒートアップも考慮し
厚み、保温性能を選びました
僕が作りたいのは山道具。
話が前後してしまったのですが
そもそもこの素材の何が凄いのかが重要ですよね?
まずフリースと言う素材事態を開発したのがPOLARTEC社なのですが
(諸説あるのかも)
フリースって皆さんご存知の通り暖かいですよね?
そして軽い
ウールのセーターに代わる素材として開発されたと思うのですが
取り扱いも簡単だし価格もウールより安い
ユニクロのおかげで誰もが冬に着るアイテムになりましたね
弱点があるとすれば、、
風を通し易い?(ウールも同じか)
起毛した見た目が安っぽい?
摩擦に弱い?
これは僕の個人的意見なので間違っていても
気にしないでください
きっと皆さん一人一人の
フリースに対する好き嫌いがあることでしょうしね
では僕が思うパワーストレッチのすごいところ!
①見た目(表面感)
フリースだけど表は起毛していないのです
フーリースの暑苦しい野暮ったい感じがない
どちらかといえばスウェットに近い感じと言えば良いのかな?
表面がツルッとしているのでやぼったくない
最近はモコモコとウールの様に加工したフリースが流行り?
あれはあれで可愛いですけど
僕らは道具としての性能を大事にしたいので、、
表面はスウェットの様だけど
肌に当たる裏面は起毛したフリースそのもの
そしてそのフリース面がとてもとても肌触りがいいのです
これは言葉で説明するのがとても難しい
この着心地は絶対に他のフリースでは真似できない
そこはフリースメーカーである
ポーラテックならではだと思います。
②軽い
暖かいのに軽い
モコモコフリースも確かに暖かい
暖かいけどモコモコと表面積が大きいので重い
そして耐風性やストレッチ性もない
これだけ暖かく、軽いフリースは
他にはないと思います
③風を通しにくい
この素材の特徴でもある耐風性
フリースの弱点を克服しているのです
通常であればフリースの上に一枚羽織りたくなるシーンでも
これ一枚大丈夫だったり。
(もちろん限界はあります)
④ストレッチ
皆さんいい加減気づいてますね?
僕はストレッチが大好き
伸びない苦しい服が着れない、、
このストレッチのおかげで
車の運転や室内でダラダラ過ごすのに何もストレスを感じない
伸びる毛布を着ているみたいです
インスタでも書いたように脱ぐのに苦労する
洗濯の時間が惜しくなる
そんな服になってしまいました、、
以上4点が僕が考えるこの素材のすごいところです。
以下はメーカー側のコンセプト&素材特性
①DUAL SURFACE
両面素材
②SUPERIOR ABRASION
優れた耐摩擦性能
③SHAPE RETETION
形状保持
④HIGHLY BREATHABLE
高い通気性
⑤WICKS MOISTURE
透湿性
⑥FAST DRYING
速乾性
⑦4-WAY STRETCH
4方向ストレッチ
7つもありましたねww
POLARTEC社のフリースの中でも
ブランドを代表する素材なのだと思います
まぁ実際価格も高いわけですが、、
僕らが今回使用するパワーストレッチプロは
MADE IN ITALY
グッときました?
イタリア性と言われると
ちょっと嬉しくなるのは僕だけ?
イタリアと聞くとファッション系の
高級素材をイメージしてしまいますが
実はフリースメーカーも多いのです
当初はアメリカ製で進んでおり
色出しもアメリカで行っていたのですが
納期があまりにもかかってしまうことが判明し
一からイタリアで作り直しました。
色味が当初より違ってしまいましたが
そこはイタリアですからね
結果的に彼らは夏休みを長くとるので
ゴールはさほど変わらず?
むしろ当初より伸びて12月になってしまいました、、
(コロナの影響もあり)
素材の説明が長くなってしまいましたが
主役はあくまで素材
素材が決まれば用途とデザインはおのずと決まります。
①パンツ
ハイカーズパンツを元にデザイン
ポケットを深めにしてサイドではなく正面にすることで
ものを落としにくい様に
背面にもオープンポケットとファスナーポケット
トータル4つのポケット
生地に厚みがあるので最近の重いスマホを入れても
べろ〜んとだらしなくならないです
少なくとも僕のiPhone14proは◎
そしてこのパンツのいいところは
ポケットに手を入れると分かります
内側が起毛なので手袋の様に暖かい
これは地味〜に幸せを感じてもらえると思います
思いのほかササクレが引っ掛からなないのも◎
足首もリブ状にしてあるので風も入りにくいし
靴の泥もつきにくい
シルエットもすっきりと見える◎
②フルジップジャケット
実は初めにサンプルを作ったのがこの形
2年くらいかけて少しづつ改良を重ねました
パワーストレッチはとにかくストレッチ性能が優秀なので
体にフィットさせるのが良いのか?試行錯誤
体型はそれぞれですが
一般体型で言うならば少し緩めのシルエットにしました
体にピタッとはしてない程度。
(シェイプさせていません)
ストレッチ性を活かすなら細めに作るのがセオリーかもしれませんが
インナーに着ることも考えつつ普通の服のシルエット
最近のオーバーサイズブームも分かりますが
これはジャストできてもらいたいです。
(詳しくはサイイズ表を確認してください)
逆開ファスナーですので体温調整し易い様に
素材の厚みもあるので、フルジップ、ショートジップ
共に脇にマチをつけて腕の動きをよくしています。
③ショートジップ
ショートジップは軽さを優先しポケットはつけていません。
最後まで悩みました
フルジップでも十分なのですが
サンプルがとても優秀に出来上がり
こちらも皆さんに着てもらいたく作りました
フルジップよりすっきりとした見た目で
来た感じもファスナーがない分軽いです
トレーナーを着ている感じに近いかな
トップスを2着作るなら普通2着目は
フード付きにするのでしょうけど
僕はこの手の服にフードがあるメリットを感じません
フード付きパーカーも苦手です
超軽量素材なら考えますが
重くなり肩も凝るのでカットしました
その分首の立ち上がりを高めにしたりして
保温性の工夫をしています
二つともサムホール付きです
リストゲイターの様に暖かいですよ!
初めてこの服を着た瞬間
服に柔らかく包み込まれる感じがしたのです
上手く言えないけど
山の服でこの手の心地いい感じは今までにない気がしたのです
アルファダイレクトもフワッと気持ちいいけれど
それとはまた違う、
例えるなら高級なリラックスウエア?
そんなの着たことないですが
例えるならそんな感じ
この服で山を歩いても
近所を散歩しても
おうちでダラダラしても
使い方はそれぞれですか
きっとどのシーンでも
この気持ちよさを体感できると思います
そんな道具が出来ました。
価格
PANTS ¥19,800
JACKET (フルジップ) ¥19,800
SHORT ZIP ¥16,500
(税込)
色
ALMOND BEIGE
PEBBLE GRAY
MAHOGANY BROWN
重量
PANTS 381g
JACKET 420g
SHORT ZIP 325g
各Sサイズ
モデル着用サイズ
女性:154cm
各アイテムXS
男性178cm
パンツM
ショートジップグレーM
ショートジップマホガニーL
ジャケットM
↓ジャケットマホガニーM
パンツマホガニーM
↑ショートジップマホガニーL
↓ショートジップグレーM
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